報道姿勢

官民一体で・・必死に頑張っているんですね。
なぜ報道しないのか?そもそも、報道とは、事件や事故、問題やミス、失敗の類いを報じるモノで、成果や成功は報道しないものなのか?大震災以降・・・全国紙の紙面には希望新聞、復興欄があるのに。
31日付け日経新聞。官民挙げ・・・必死の努力が成果を上げつつあるんだなぁーと、感慨深く、読みました。なぜ、マスメディアは、もう少し大々的に報じないのかと報道姿勢に疑問が残ります。
日経「震災現地取材班」の記事です。
瓦礫の撤去が急速に進み始めた。岩手、宮城、福島の三県で家屋などの解体を除くがれきの撤去率は8割を超え。宮城県では9割、9月にも撤去が完了する。理由は国のがれき処理費用が執行され始めた。(第一次補正のがれき処理費用3519億円の42%が消化)
撤去が進み作業効率が上がってきた。被災者と国・自治体、業者・・官民一体の努力の成果です。
岩手87%。宮城94%、福島では原発の影響で43%・・・岩手宮城では27市町村のうち13市町村で撤去が完了だと。
・・・久方ぶりに見る・・・成果の報道です。日経震災現地取材班の報道姿勢に敬意です。先日、仙台の先輩から、河北新報が発刊した、特別報道写真集「東日本大震災」?1ヵ月の全記録?(写真参照)とDVDを頂きました。筆舌に尽くし難いとはまさに、このことです。改めて、甚大なる被害の現実を目の当たりにしました。
その惨状から・・・5ヶ月半で、映像と写真に写っているがれきが撤去された。私は、この国難に国を挙げて、取り組んでいると率直に評価したいのですが・・・・それでも、メディアは・・・「なぜ、もっと速く撤去しないのか・・・」遅い、遅いと、成果まで、問題やミスの類いとして報じたいのでしょうか。
がれきが撤去されない限り、いくら力んでみても、復旧、復興への道は開けないのですから、成果を報じない、さもしいメディアに対して・・・理解不能です。
あえて、申し上げたい。増税であれ、国債であれ議論するのは構わないのだが、、まずは、建設国債で10兆円規模の第三次補正予算組んで、国会で通すべきです。だれもが分かっていることです。それを、妨げるモノがあるとしたら、それは、物事を是々非々で報じないメディアの報道姿勢にあるのではないかと思います。  Goto
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特別報道写真集「東日本大震災」
発行:河北新報出版センター

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