日々コツコツと

語彙・読解力を身につける。
この歳になっても、ボキャボラリー不足に悩むのは情けないのですが。
昨年の8月から全社員でスタートした我が社の朝の日課「天声人語」の書写。私は広告の仕事で一番大切なのは、語彙・読解力を身につけ、そして世相を知ることだ。それには・・・・と。頑張って9ヶ月余りになります。
半年続ければ必ず変化が起こる。そんな発破を掛けて、やりなれないことにチャレンジしてくれてますが。ある幹部(年配の)は、多分天声人語書写の影響だと思うのだが。メモ取る際に漢字がスラスラ出てくるようになったと。
多分じゃない。間違いなくそのせいです。また、入社4年目のバリバリ営業マン(女性)は「なぜか。お客様との会話が弾むんです。私の語彙が増えたからなんじゃないかと、思えるんです」と。その通りです。
日本語ブームの生みの親、明治大学の斎藤孝教授。
新聞は「実用日本語の宝庫」。新聞を読んで好きな記事を選び、ノートに貼り、記事のポイントや記事を読んだ理由や感想を紙に書いたり、発表したりすると。社会への関心が広がり、情報を吟味、選択する力、自分の意見を伝える力、総合的な学力が伸びると語っています。
その斎藤教授。語彙・読解力を身に付ければ、社会で生きて行く力になる。読解力があればコミュニケーションがうまく取れ、人間関係がスムーズになる。と。朝日新聞・ベネッセコーポレーションと組んで、「語彙・読解力検定」なるモノをスタートさせたと。(5/9付朝日新聞)
漢字に始まり世はまさに検定ブームです。人間折り目、節目がないとなかなか勉強はできないものです。興味のある検定にチャレンジするのは素晴らしいことです。検定は資格を取るものですが。資格は結果。それより大切なことは、努力することです。それも日々コツコツと。
我社の天声人語書写には試験はありませんが。確実に世相を知ることができる。語彙・読解力が身に付く。そして社会人として何らかの形で社会に貢献しているとの実感が持てるようになる。それが喜びとなります。
それにしても、還暦過ぎの頭には、日々コツコツ努力しても、
ボキャブラリーが増えてこないのが残念です。Goto

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