尖閣不況

相互扶助・把手共行の精神が、この国を救うのではないだろうか?
孫が祖父母を殺したり。母親が幼子を撲殺したり。痴話喧嘩の果てに刃傷沙汰。
いつの世もそうなのかも知れませんが。まだ、東日本大震災の傷痕も癒えぬのに・・・
殺伐としたニュースにうんざりですね。
事件を引き起こす人たちに、励まし合うとか。支え合うとか。絆とか。協同という精神や考え方はないのでしょうかねぇ。困難な時、辛い時こそ、手を取り合ってともに進みたいモノです。
禅に「把手共行」の教えがあります。
最近思うのです。人間って奴は。そんなに立派なものじゃない。困難に出会うと、肩を寄せあい。心を通わせ、みんな仲良くしよう。なんて、思わないようですね。むしろ、自分だけは。俺さえ。私が良ければ。そんな風に考えるみたいですね。だから、宗教は「把手共行」と教えねばならないんですね。
尖閣に端を発した日中の摩擦は、日本車の不買運動にまで・・・日本経済に多大な影響を与え始めています。中国人って奴は、なんて毒付いていられぬほど、日本経済に多大の影響を与え始めてますね。
私は楽観論者です。大概のことで、不況などとは言わないのですが。中国との関係をこれ以上こじらせると、ボクシングのボディブローのように、手足が動かなくなり、意識が朦朧とする、そんな抜き差しならない事態に立ち至るのではと心配してます。
私は、この事態をあえて、尖閣大不況と呼ぶことにしてます。経済がジワジワと収縮。その結果。人は本性を剥き出しに、いがみ合い。罵り合い。さらに殺伐とした事件が・・・・。
そんな事態を解決するのは難しいのですが。殺伐さに惑わされることなく、「把手共行」の姿勢で、立ち向かうしか、生き残る道はないと思っています。
その意味では、互いに支え、助け合って、暮らしをより良くしていく「協同」の精神に学ぶ必要があるのではないでしょうか。2012年。19世紀に誕生した「協同組合」の思想を世界に広めようとする「國際協同組合年」が制定されました。
日本の協同組合の元祖は、二宮尊徳が農民や武士の扶助組織として設立した「報徳社」。この精神を受け継ぐ「JAグループ」の存在が、この国の危急存亡を救うのではと思えるのですが。Goto
 
10/10日本経済新聞   10/10朝日新聞 

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