敗軍の将、兵を語る

これぞ絵に描いた老害じゃないでしょうか。
現役である以上、経済戦争に勝ち抜かねばなりません。その為には、無理にでも詰め込まねばならない情報があります。日経新聞を読むのもそのひとつですが。注目されてる経済の話題を深堀するには日経ビジネスも辞める訳にはいかない情報ツールです。
定期購読を始めて何年になるでしょうか?4/1発行で1685号。創刊から35年近くなりますが。
創刊して数年後から購読してますので、(途中辞めたりもしましたが)かれこれ、30年になるでしょうか・・・・企業をベタ褒めする「提灯記事」が目立った頃もありましたが。
最近は編集長がいいですね。毎週の特集にハートが入っています。編集長の視点、切れ味が抜群でなるほどと、巻頭のコラムには唸らされます。何となくですが。で、必ず目を通してしまうのが長期連載のコーナー「敗軍の将、兵を語る」です。
将たるもの、敗北をどのように総括するのか。「兵を語らず」が「語る」にしてあるせいか。以外と自己責任の認識が薄く、環境や周り、部下の責任にする将が多いのが面白いです。だから「敗軍の将」なんですが。
4/1号の「社長公募後継者は見つからず」は、まさにその典型で、笑っちゃいました。
メディアでも話題になった1926年創業。資本金120億。売上611億。従業員3800名の自動車部品メーカーが07年「社内に人材がいない」と「年齢が若く、英語が堪能で、国内外を飛び回る体力があって、主導的に買収交渉を進められる手腕」のある人材を社長候補として公募・・・
結果は1700名の応募から、社長候補と副社長候補を選んだのですが。社長候補(実名で書いてあります)は社長代行に就いたが。官僚出身で商売人じゃない。それが原因で違和感を覚え、退社させた。副社長候補も私が求めるレベルに程遠かったと取締役から退任させた・・・
公募では上手くいかなかったので。今はヘッドハンティングで候補者を探しているとも。社長公募探しに敗北した・・・「将」である齢80歳の会長兼社長の弁。原因は、元の会社で高く評価されてる人物が、その組織をわざわざ辞めて転職するはずはないってことだったんでしょうとも・・
・・・1700人の応募の中から、これはと選りすぐって決めたご本人が・・・メガネ違いをした自分の否を棚に上げ、「将」として「兵を語っている」(日経ビジネスって、辞められませんよね)
3800人の従業員の中に後継者がいないと思い込むこの経営者。
「企業は人なり、人づくりを通じて信頼される企業づくりの推進」を企業理念に掲げているのですから。笑っちゃいますよね。これぞ絵に描いた老害というと、叱られますかねぇ。Goto

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