律令国家

日銀の常識は世界の非常識だったのか?
さて、あなたはどう思われますか?15年間もデフレ状態が続いた原因は、ひとえに日銀の「自分たちは貨幣量を増やしているのにやっぱりデフレのままだ」と自己正当化しながら「金融政策はデフレに無力」とデフレを放置し続けた責任は犯罪的行為だ・・・・との論に・・・
経済学は難しいと、何と無く敬遠して、デフレ不況に「貨幣政策はモノ・サービスには影響を与えない」とか「貨幣量を増やしても物価は上がらず、デフレ退治にはならない」という同志社大の浜矩子教授や一橋大の斎藤誠教授などの論に納得しながら・・・日銀を肯定してきた・・・
リーマンショック以降米・英国は金融緩和で貨幣量を3倍に。韓国も大胆に紙幣を刷り景気を刺激。世界中が貨幣を市場にどんどん供給する中、「人口減少を始めとする人口構成がデフレの一因」と貨幣量を抑制してきた日銀白川方明前総裁の世界と真逆の政策が、デフレ不況の根本原因だとするリフレ派の浜田宏一イェール大学教授の説・・・
黒田東彦日銀総裁が「異次元の金融緩和」貨幣量を2倍にすると発表しただけで、100円を伺う勢いで円安が加速し、株価も40%近く値上がり一気に景気回復基調に経済が一変してしまう現実に。・・・経済学を知らないとは情けないと思いながら・・
朝日新聞などは、まだ、リフレ政策が実体経済には反映していないにも拘らず「景気回復を実感していますか」などと、ピントの呆けた街角世論調査で70%の人が実感してないなどと早計な結論で紙面を賑わしている・・・新聞も未だに・・リフレ派の論が私程度しか分かっていないのではないかと思えるようになってきた。
文藝春秋5月号で、浜田教授は「経済発展には人間の幸福との両立に最大の配慮」が必要であると数学者の藤原正彦さんとの対談で語っている。だとすると、貨幣の番人であるとする大官僚・日銀は、なんのために日銀たり得ているのか?日銀の常識は世界の非常識だったなどと、歴史が証明したとなると・・・
さてさて・・・・日本は律令国家です。日銀もまた、その最たるモノと考えれば、我々市井の民がもう少し経済について真剣に学ばねばならないってことになりますかねぇ。Goto

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