事実は小説よりも奇なり

違反を取り締まるのが目的ではないのですから・・・・
映画で絶対に見ないのはホラー、小説で嫌いなジャンルは警察・刑事もの。
なぜって。ホラー好きって精神に屈折がある人の観るモノだからです。恐怖って不信でしょう。
警察モノは、最も安易にストーリーが組み立てれるからです。大筋が読めて面白くない。
小説ではありませんが刑事もので、おもわず納得の一幕がありました。
我が岐阜県出身の大臣・・・古屋圭司国家公安委員長の「ネズミ捕りをやるなら、違反者も納得できる場所を選べ」・・・そんな胸のスクような発言です。
国家公安委員長は警察組織の政治的元締め。その元締めが、外部で内部批判をすべきではない。などと、したり顔のコメンテーターの意見もありますが、そもそも公安委員長を内部の人間だなんて、内部が思ってないのですから、批判そのものが当たらない。
具体的話で恐縮ですが。長良川の堤防で頻繁にネズミ捕りが行われます。「圭司」さん発言の通り、見晴らしの良い堤防の上です。歩行者が飛び出すこともなければ、対向車と接触することもない。速度規制は50km。緩やかなカーブは40kmで、路肩が広くなっているエリア(違反車を誘導できる)で・・・やるんです。
「交通の流れに逆らわずに走ると70kmぐらいはでる」「20km超えると取締の対象、それはどうかいつも疑問に思っていた」(圭司大臣)・・・堤防の土手に潜んでいて、突然・・「止まれ」の旗振りかざし・・・車前に飛び出す様に・・・驚くと同時に「クソ・・」とスピードオーバーに気付く時の「不愉快」・・。
大半のドライバーはそんな経験を持っているのではないか。
この「圭司」モノ・・・小説ならば、全国ネズミ捕り設置場所対策会議なるものが催され、検討されるのだが・・・さてさて、「ネズミ捕りは違反を取締るのではなくて、重要な収入源」、そう簡単に取締る必要のある場所に変えることにはなるまいと思うのだが・・・・
庶民としては・・・「圭司発言で溜飲は下がった」のだが、果たして、小説のように上手くことが運ぶかどうか。運べば良いが・・・事実は小説よりも奇なりと、申しますから。Goto

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