行間に込められた思いを語り合う企画もお願いします。
文章とは難しいモノだと、思っています。毎日ブログを書いていますが、何日か経過して読み直しますと、思いの丈には程遠く何ともお粗末な文章だと、恥じ入るばかりです。削除をクリックすれば、跡形もなくなります。(ネットって、怖いですが)そうしたいとの欲求にかられます。
その点・・・文章を生業とする執筆家って、素晴らしいですね。一つのフレーズ。一行の言葉。一章節に込めた一文で・・・読者に感動を与え・・・心まで惹きつけるのですから。
7/1付の朝日新聞・新潮社の「ワタシの一行」と題した全ページ広告が掲載されました。(写真参照)内容は本を読んでいると、ある一行に心をつかまれることがある。涙を誘うような。傷ついた心を癒す暖炉のような。また鋭くえぐり胸が切り裂かれるような。凝り固まった観念を叩き壊すような。そんな体験ができる・・・
そこに本の面白さがある。心に残した一行を拾い上げ、その一行を誰かと語り合う。新しい本の楽しみ方、読書文化を醸造したい。新潮文庫から選別された100冊を読んで、心に残った「ワタシの一行」を俎上に乗せて欲しい・・・そんな主旨の企画です。
さすがに新潮文庫・・歴史があります。100冊はバラエティに富んでいて「泣かせる本」「やばい本」「恋する本」「考える本」とジャンルは多彩。新手の読者獲得手法だいえば身も蓋もないないのですが・・・若者の活字離れ、本離れが著しい時代、よく考えた企画だと思います。
素材である100冊文庫を点検しましたが。こんな面白そうな本を・・・こんなにも読んでなかったのかと、愕然とするのですが。思いの文章が書けない私としては「ワタシの心に響く一行」よりも、一行と一行の行間に秘められた、あるいは語るに語れない「行間」をどう解釈するのかを語り合えれば・・・・
この企画ももう一味・・・深みを増すのではと思うのですが。
取り敢えずは、100冊うち、読み漏らしている本を読んで見たいと思う。Goto
7/1朝日新聞
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