女ごころをビジネスに

電子書籍の時代はくるんでしょうかねぇ?
電子書籍の普及は進んでいるのだろうか?確かに、iPhoneでもiPatでも本棚のアプリが登載され、文庫を検索すれば、著作権の切れた本ならば何千冊と無料で読めるようになった。専用のタブレットも廉価で販売され、電子書籍市場は広がっているように思える。
しかし、出版業界に旋風を起こしている「宝島社」などの面白い書籍を発行する出版社は、なぜかコンテンツの提供を渋っている。その影響もあってか、田舎でタブレットで読書する姿はほとんど見かけない。
まだ、時期尚早なのか。それとも、日本で電子書籍は普及しないのか。今後の推移を眺める必要がある。活字症候群の私としては、確かに、重い書籍を持って歩くよりも、端末機を検索して読む方が合理的で便利だとは思うのだが。例え読みたい本を購入しても、端末機に蓄積されてると言われても・・・
一気に読み切る時間が無いのがほとんど。いくら「しおり」まで端末機が用意してくれても。続きを「しおり」挟んであるページから読むには・・・違和感を覚えなかなか慣れないモノ。ですから、やっぱり高くても、本を取り寄せ、行きつ戻りつ読み進める方が実感がわく。
電子書籍の世界は、新書や文庫本、専門書はなじまない。だから、雑誌や週刊誌の類が棚に並べられ、本屋での立ち読みよろしく、映画の予告編のようにインデックスと何ページかを見せて、購入を誘っている。私はそれらを購入したことはないが。週刊誌や月刊誌を購入した場合、読んだら消去するんでしょうが。何とも詮無い。
でも、電子化に熱心な出版社もある。小学館ではファッション雑誌9冊をまとめて、電子化した。(写真参照)・・・広告を読みますと、結構複雑な展開で、女性の内なる声を聞く研究所「女性インサイト研究所」を設立して、「女ゴコロビジネスに」活用する。
意味がわかりにくいが。ファッション誌の購読者が増えるような企画を考え紙面化する組織。それが機能すれば、電子書籍として売れるとの主張のよう。雑誌が売れなくなったのは、購入して読むまでの・・コンテンツに魅力がないから。
「女ゴゴロビジネスに」訴えることのできる「インサイト研究所」が本物にならなければ、電子書籍であろうが、従来の売り本であろうが、結果は同じことではないかと思うが。小学館のファッション誌の電子化に、暫し注目して見よう。Goto
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10/3日本経済新聞

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