牛丼の吉野家

民主主義の混乱に乗じて、有利なTPP交渉はできないでしょうかねぇ・・・
TPP交渉も佳境に入り、関係国の成り立ち、民族の歴史、風土や国民の得手不得手、脱一次産業の趨勢や第二次、三次産業の状況などなど激しくなってきました。交渉に参加したから、直ぐに解決できるほど単純ではありませんが、我が国としては、農産物を人質にしての交渉にならぬよう願いたいものです。
しかし、米国議会の混乱。民主主義とはこんなモノなのか。権力が民主主義の名の下にネジれてしまえば、連邦予算を人質に取って、何でもできるのだと改めて、日本のねじれ国会での混乱を思い起こしながら再認識しました。民主主義って一体何なんでしょうね?
民主主義の原則は自由であること。その自由とは、選択肢があることだと思います。しかし、民主主義のルールが、権力の集中を避けるが余り、分散させるために何通りもの選択肢を設けますと、信じられないような民力のおごりと申しますか、身勝手が生じ、ねっちもさっちもいかなくなることがあるようです。
オバマ大統領。ねじれ議会に翻弄され、身動きが取れなくなりました。ここまで、野党が頑なになったのは、シリア政府が使用した非人道的な科学兵器を抑制するための戦争を仕掛ける勇気も度胸も持ち合わせていない軟弱な大統領だとみくびられたからです。日本と米国では政治風土も感覚も違いますが・・・
高々200数十年の歴史しかない国。果たして米国が訴える民主主義とか人道主義が本当に正しいのかどうか。甚だ疑問に思うこの頃です。で、オバマさんが参加できなくなったTPP・・それをチャンスと捉えるだけの強かさが、日本政府とTPP交渉の主要メンバーにあるかどうか。
正念場に来ているのではないかと思います。私は日本は・・・残念ですが、米国の属国だと思っています。同じ米国の属国である韓国が歴史認識問題で頑な、日本との距離を詰められないのが情けないと思うのですが、韓国も真の独立を勝ち取りたいならば、TPP交渉に参加して、米国議会が混乱している隙に、交渉に参加した方が良いと思います。
一見TPPとは関係ないように見えますが。あの牛丼の吉野家が主要食材を安定調達する目的で福島県で農業生産法人を立ち上げコメの生産を開始すると発表しました。(読売新聞)、吉野家といえば、BSE問題が生じた時も、頑なに米国産の牛肉使い続けたツワモノです。
この外食産業の最大手吉野家のコメや野菜は日本産を使用するが、牛肉は米国産とする経営方針に、米国議会の混乱を尻目に・・暗礁に乗り上げているTPP交渉・・解決の姿が見える気がするのですが・・・私の偏見でしょうか?Goto

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