乱暴な広告

軽減税率に新聞を入れるべきかどか?
広告を生業とする私がこんなことを言えば「天に唾する」と笑われるのを承知で申し上げます。最近、減少の一途を辿った新聞の発行部数が下げ止まり傾向にあります。その原因は簡単なことで、景気の回復により情報収集手段の経費を減らさなくても良くなったからです。
新聞協会は消費増税に弱者救済の名目で食品などに軽減税率を設けろと主張しています。私は消費税に軽減税率の導入には反対です。消費税は税の公平性を担保した税制だからです。新聞各社もそのことは十二分に承知のうえで・・・軽減税率を訴えていますが・・
実態は・・・増税で購読部数が減少するリスク回避のためですが・・弱者のためなどと論陣を張り、新聞も軽減税率の対象に加えさせようとの魂胆です。見苦しいぞと申し上げたい。私的には軽減税率に新聞を加えろなんて姑息なことを言わない。むしろ、新聞の威信や権威をかなぐり捨てたのではないかと思うほど・・目を背けたくなるな乱暴な広告が掲載されます。
消費増税での新聞論調。増税の前にやることがあるだろう・・・と言うなら・・・軽減税率に新聞も加えろの前にやることがあるだろうと・・・申し上げたい。そんな全ページ広告紙面(さすがにブログには掲載できませんが・男性パワー全開とか精力絶倫とか。天下の読売・朝日が)を読者に届ければ消費増税なんて関係なく、心ある読者は離れます。
我が社は広告を主体としたメディア「地域みっちゃく生活情報誌」を全国12県で309万部発行していますが、広告を生業とする矜恃で、心を鬼にして・・読者が首を傾げるような乱暴な広告は掲載しません。
その結果、売上も利益もなかなか伸びませんが、読者(全戸配布)からは「地域みっちゃく生活情報誌」が届かないと・・なぜ、今月は届かないのかとのお叱りの電話を頂きます。勿論、即座にお届けに上がりますが・・・
広告会社がスポンサーを選別するなどおこがましい。まさに天に唾する行為と度々お叱りを受けます。その結果、事業は遅々として進みませんが、必ず理解されると信じ歯を食い縛っています。Goto

コメント

  1. Goto より:

    ありがとうございます。
    励みに頑張ります。
    Goto

  2. 藤掛 より:

    こういう事業哲学、一株主として、支持します。