影響力は発行部数と比例するんですが?
漫画を読む習慣がないので、まったくピンとこないのですが。結論は「表現の自由もあるし、漫画の世界なので基本的には自由にやってもらっていいが、根拠に基づかないであそこまでやるのは行き過ぎ」「医師会にそういう訴えの患者はいないと確認している」「いくら架空の世界といってもああいう形で表現するなら根拠はしっかりだして欲しい」・・・・との大阪橋下市長の談話がすべてではないかと思うのですが。
福島県が「福島県民の心情を全く顧みず深く傷つけ、農林水産業や観光業へ深刻な損失を与えかねない」「断固容認できず、極めて遺憾だ」と発行元出版社に強く抗議して、大きな問題になっています。週刊ビックコミックスピリッツで掲載中の漫画の原発事故を巡る放射線被曝と健康被害の因果関係を指摘する内容の描写についての話です。
5/13付・・・朝日新聞の朝刊では二社面トップで、この問題を「被曝描写に風評招く。抗議続々・・・福島に住むな」そんな過激な見出しを付けて、煽っています。私も橋下市長と同じ見解ですが。二点だけ指摘しておきたいと思います。
まず、問題の週刊誌発行部数です。姉妹誌のビックコミックは338,000部、ビックコミックオリジナル617,500部。そして当該漫画が掲載されているビックコミックスピリッツは188,380部であること。福島県が怒りを露わにした結果当該週刊誌の発行部数が急増したということ。
もう一つは。この漫画を巧妙に利用して原発再稼働反対、原発即廃止派は勢力を拡大しようとしていること。それに朝日新聞などが協力している構造になっている点を指摘したい。
読売新聞などは「原発活用」は現実的な戦略だ(4/12社説)と論陣を張っている関係上、この問題には表現の自由を立てに淡々とは報道するが、いたずらに読者を煽ったりしてはいない。どちらが正しいのかは別にして、出版元も連載の最後まで読んで、反論があれば願いたいとコメントしている。
たかが漫画なのか、されど漫画なのか、私にはわからないが。ひょとしたら日本は漫画で大騒ぎする平和でマンガチックな国に成り下がったのかも知れない。Goto
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