私も予備軍、一年間で、10,322人の届け出が警察にあったそうです。
何とかしなくちゃと、思わず身を乗り出すのは、他人事ではない。卒寿を迎える老母。ちょっと目を話すと行き先が分からない。冷蔵庫を開ければ、プリンの山。このままでは、家人が参ってしまう。認知症の親を抱えていますと・・・・
警察庁は13年度に認知症で行方不明の届け出がだされた人数が1万人を越したと発表した。万人の届け出と聞くと、さすがにそんなにはと思いたいのですが。同世代の話、老老介護の話など伺いますとを、警察に相談したことがあると答える人は私の周りにも複数。
岐阜県が全国で7番目なのもわからないではありません。年度中に所在が確認されたのは97,3%、帰宅などで確認が35%、警察が発見したのが60%、死亡が確認されたのが388人に及び、1週間以内に確認されたのは97,7%で、32人は2年以上。258人は身元が不明で自治体に引き渡され判明していないそうです。
また、こんな恐ろしいデータもあると聞きました。65歳以上の7人に一人は認知症だと。私も老母の心配どころか自分自身も危ないってことになります。高齢者の大半が認知症で徘徊するわ、行方不明になるわ。なんて、笑えない話も起こるかも知れません。
ではどうしたら良いのか。勿論、認知症治療の研究を早めて頂き、特効薬を作ってもらうのが手っ取り早い。しかし簡単ではなさそう。進行を止める予防薬は結構開発が進んでいるようです。取り敢えず、予防する必要があります。
行方不明になったらどうすれば良いのか。子供のようにGPSを利用して、居場所が特定できるようにするか。もしくは、個人情報保護なんて、呑気なことをいっていないで、ネット上に警察や自治体が顔写真や特徴をアップして市民の協力を得るサイトを設けるしかないでしょう。
認知症の行方不明者を巡る問題を最も、熱心に報じているのは毎日新聞です。随分、古い話ですが。新聞に「尋ね人」欄を設けた時代があります。そんなコーナーを設けて、不幸な結果にならないように、新聞各社も、まずは行方不明者探索に本腰を入れて欲しいと思います。
それにしても、超高齢社会って本当に素晴らしいのかどうか?難しい問題です。Goto
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