保留コーヒー

困ってる誰かに役立てば・・・嬉しくなるのは、受け取る側だけじゃない。
税といえば、まるで極悪人扱い。税を払わなければ、社会が成り立たない。日常生活ができないなんてこと、誰もが分かっているハズなのに、1円でも払うのは嫌だと思うのはなぜだろう。えっ・・・そのことが分かっていないですって?そりゃ、国民に対して失礼ですよ。
だって・・・国会議員のお手盛り。働かない公務員。無駄な公共事業。納めた税金の使われ方が納得できないんですから。税金を払いたいと思わないよ。まてまて・・・払いたくないのと、税の使われ方とは全く別物。我々は税についてもう少し真剣に考えるべきだと思う。
まず、サラリーマンは、給料が入れば、所得税を払っていることを意識すべき。車に乗れば重量税、ガソリン税、酒を飲めば酒税、物を買えば消費税と・・・生きているってことは税を払うことです。その税が社会インフラとなってこの国で我々は生きていけるのです。決して盗み取られているわけではありません。
いや、税務署のまわし者を気取っているのではありません。
どうせ、税を払うなら、最近評判の「ふるさと納税」をしてみようかと思うからです。私の場合はふるさとに住んでいますので、別段、「ふるさと納税」をする必要がありませんが。
震災の被災地・宮城県・石巻エリアで「地域みっちゃく生活情報誌®」「んだっちゃ!」(石巻・東松島市・女川町・56,000部・全戸配布)を発行していますので、多少の被災地支援を兼ねて、石巻に納税してみようと思っています。
私の好きな毎日新聞のコラム「発信箱」でこれまた私の大好きな福本容子論説委員が、「もう一杯のコーヒー」と題して・・・イタリアナポリで始まったという心温まる寄付の一種「カフェ・ソスペーゾ」(保留コーヒー)の話題を取り上げています。思わず唸ってしまいました。
この寄付の仕組みは・・・カフェでコーヒーを飲むとき、見知らぬ誰かのためにもう一杯分、前払いし、レシートをカウンターに残す。お金に余裕のない人が受け取り、一杯のコーヒーを楽しむ。第二次世界大戦中に盛んになり、最近の不況でまた、復活・・・・
今ではイタリアを飛び出し、世界的な広がりを。アイルランド人が「カフェ・ソスペーゾ」の話に心を揺さぶられ、フェイスブックのページを作り呼び掛けたところ、大反響。たちまち世界各地の1800ものカフェから賛同の声が届いたと。
コラムは、格差、貧困、政府に注文が向いがちだが、個人や企業にできることだっていっぱいある。「保留牛丼」「保留ラーメン」「保留絵本」に「保留映画入場券」・・・何でも結構、困ってる人に「保留」してあげたら・・嬉しくなるのは受け取る側だけじゃないはずと結ぶ。もちろん、「ふるさと納税」も・・・その「保留」になればと思っています。Goto

コメント

  1. やの より:

    株主優待制度は考えていませんでしょうか?