謝罪記事

思い込み、決めつけ、色眼鏡での取材には疑問です。
これが正常なのか。それとも異常なのか。私には判断がつきません。朝日新聞が4/17付には「誤解を与える表現があり、お詫びして訂正し、記事の一部を取り消します」との囲み記事が掲載されました。18日付にも「訂正して、お詫びします」との記事も。二つのお詫び記事、内容は違いますが、あまりにもお粗末。
18付の方は、単純に計算を間違えたようです。政府備蓄米市場販売に伴う過去5年間の1万トンあたりの赤字額を「約23億円」としたのは「約25億円」の誤り。対米輸入枠の年間5万トンにあたるコメを政府が購入して販売するとなると単純計算年115億円の損失になる・・としたのは・・
単純計算で年125億円の損失になるとの誤りでして、計算を間違え、表にも誤りがありました。正しい表を掲載し直しました。そんな内容ですので、TPPに反対の立場から意図的に過少金額にしたのではと勘ぐりましたが・・・単純な計算違いだと言っているのでそうでしょう。
17日付の方は酷いものです。いわゆる誤報記事。それもお得意の思い込み、決めつけ記事です。慰安婦誤報記事をあれだけ反省したのに。いや、昨年の5/26日付朝刊の記事ですから・・誤報謝罪事件より以前の記事になりますから・・・決めつけ記事があっても当然かもしれませんが。
しかし、なぜ今頃謝罪したのか。それは「ワンマン理事長暴走」とまるで犯罪者扱いの見出しで記事が書かれたのを、被害者が事実無根と朝日新聞に損害賠償と謝罪広告の掲載を求め東京地裁に提訴。敗訴になりそうなので慌てて和解。その結果の謝罪記事です。
訴訟を起こさずに泣き寝入りすれば、汚名は挽回できなかった。朝日も裏ずけが曖昧な記事であっても知らぬ顔で通したに違いない。その意味では、慰安婦誤報事件以降のお詫びだとか反省なんて、眉唾だと思わざるを得ない。
朝日新聞が立て続けに「謝罪記事」を掲載することが、間違えたのだからお詫びしますと、正常な判断で詫びたのか。それとも、間違えるはずがないのに間違え異常な記事だと詫びたのか。私にはよく理解ができないのですが。
思い込み、決め付けの色眼鏡で、記事を書くのは止めようと、社長の首まで差し出して、改革に努めている朝日新聞です。私は、この二つの謝罪記事を見ながら、朝日新聞は真摯に間違いを反省し、謝罪記事を掲載するようになったとのだと信じ期待したい。Goto

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