路面電車

富山市を訪ねました。岐阜市もコンパクトシティーのビジョンを示せないものか。
今更死んだ子の歳を数えても仕方がないと思いますが。我がふるさと岐阜市。現市長は岐阜市内を縦横に走っていた路面電車と近在とを結ぶ路線を電鉄の要請に応じ近隣住民の声を無視して次々に廃止してしまいました。
お隣の富山市も廃止の話がありましたが、首長・行政と財界がスクラムを組んで・・高齢社会に備え、LRT(次世代型路面電車)に作り変え、商業施設を市内中心部に集め、中心部から放射線状に延びる鉄道やバスなどを配置し、高齢者が車を運転できなくなっても住み続けることのできる街「コンパクトな街づくり」を粘り強く取り組んでいます。10年前からです。
富山市長と岐阜市長は同時期に就任しています。首長の考え方で、方や、全国から年に約300件の視察が訪れるコンパクトシティーの代名詞のようになっているのに。当方は、同じ県都なのに中心部には閑古鳥が鳴き、なんと暮らしにくい街だとぼやく声仕切りであります。
コンパクトシティーが全てではありませんが。少子高齢化で人口減少が明らかな今、日本中の自治体が国の財政支援が可能な「立地適正化計画」の策定に必死で取り組んでいるというのに。他の方策で、中心地に大学を誘致するなどして若者を集めるでもなく。
企業誘致するでもなく。旧来の地場産業であるアパレル産業に本腰を入れ、産業の振興を図るでもなく。健幸立市だの教育立市だのと、耳障りの良い立市宣言を繰り返すばかりで、街は活性化などしません。国の方向は地方創生です。岐阜市を創生するために何をすべきか。
今こそビジョンと実行力が問われています。市民の一人として、声を上げねばと思っています。それにしても、高齢社会に如何に住み良い街を作るかを真剣に議論しコンパクトシティーをめざした富山市の源流が路面電車の活用だったと知ると、忸怩たる思いです。Goto

コメント

  1. Goto より:

    折角お運び頂きましたのに、お目にかかれず残念です。
    我が故郷の良さをご案内できず、悔やんでおります。
    シャッター通りに薄汚れた街並み。人々は目線が下がり、活力は遠に失せ、木枯らしに背中を丸め、方途を見失っています。しかし、故郷の中心にデンと構える金華山は季節の移り変わりに見事に応え、清流長良川は、滔々と水を讃え静かに伊勢湾へと流れます。私は故郷をこよなく愛しています。私はこの地に住む人々のおかげで今日があります。Goto

  2. 風来坊☆ より:

    すみません、登山道がありました。
    調べずに失礼いたしました。

  3. 風来坊☆ より:

    近頃、岐阜の御社の近くに仕事で行く機会があり、岐阜駅周辺など車で見回りましたが、活気はなかったです。
    先日ニュースで、関ケ原がようやく観光客誘致のため整備をするとの内容を目にしました。はっきり言って遅すぎます。歴女ブームの際に着手するべきですね…いやもっと前ですね。
    岐阜城まではロープウェーで行きますが、途中に休憩所などを設け、香川県の金比羅山のように階段にすれば注目されます。
    歩いて行くまでの感動、そこから見渡す岐阜市内、帰りはロープウェーで!!
    素人意見ですが。