妙なコラムです。

地震・火山列島とTPPにどんな因果関係があるのでしょうか?
米国、大統領選、民主・共和の有力候補は、こぞってTPPに反対している。
エッと驚きますね。だってオバマ政権が積極的に取りまとめ役担っているのに・・・・
それなのに、民主党の候補二人が共に・・・
例えば・・・ヒラリーさんが大統領になったら、どうなるんでしょうか?
今更、米国は一抜けするんでしょうか?
環太平洋の国々で中露を除くんですよ。安全保障の含みもありますよねぇ。
韓国が加わらないのは理解不能ですが・・・
共和党のトランプさんになれば、日米同盟も危うくなります。
そうなると、日本の立ち位置が難しくなり・・・
東アジア共同体構想(民主政権時代の)なんてことになるんでしょかねぇ。
そうなればTPPは米国抜き・・・・??
毎日新聞のコラム・・名コラムニストの山田孝男さんが・・
風知草で「TPP漂流」と題して、先日消費増税の先延ばしを進言した・・
ノーベル賞経済学者米コロンビア大の教授が・・・
「TPPは悪い協定である。国際企業利己性が強調される。
欧州はそれを理解して非加入を選んだ、日本が参加すれば二流の協定に縛られる」
・・「世界に分断と対立撒き散らす、最悪の協定」だとこき下ろして批判している・・
にも拘らず・・・日本政府は「GDPが増え、みんなハッピー」というが、
TPPは・・「あらゆる人の犠牲もとに、米国のごく一部の最富裕層と、
世界各国のエリート層が恩恵を得る、という状況ができる危険を孕む」
2010年、民主党政権が参加表明・・・そして、成長優先、同盟重視の安倍政権が参加を決め、
この2月に署名、今月5日からTPPの承認案と農業対策などの関連法案が国会で始まり・・
地震・火山列島ますます鳴動の時・・「すんなり可決で良いのか」とコラムは異を唱える。
(結果は震災対策を優先・・先伸ばしたが・・・実は米大統領選見据えて)
なんとなく御尤もなコラムですが・・・
よくよく考えてみると、米国の有名な学者がそう宣ったからTPPに反対との主張は・・
消費増税率据え置きの根拠を同じ経済学者に求める・・安倍政権とどこが違うのか?
また、どうして、地震とTPPが関係するのか。妙な論理展開です。
では、農業問題をどう解決するのか。農産物の輸出は考えないのか。
なぜ、格差の拡大になるのか。大統領選候補者の反対は農業者の利益確保のためでしょ。
「倉廩実ちて礼節を知り、衣食足りて栄辱を知る」と申しますが、
民主であれ自民であれ、時の政治家は、国民のためを思っていないと批判を
前提でコラムを書いているとすれば・・それこそ、新聞の奢りではなでしょうか・・・
コラムニスト、コラムのためのコラムではねぇ。Goto

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