20兆円補正予算のからくり

補正予算より先に、既得権益をぶち壊す規制改革を・・・・
個人消費を増やすための対策を打つべきではないでしょうか?
参院選の勝利を受け・・経済対策とその柱なる補正予算の概要が固まり、
月内に発表されるとか。
その規模は20兆円、柱は4本で・・・「1億総活躍社会」関連施策が第1。
第2が観光振興や農産品の輸出促進。港湾の整備にリニアの前倒し。
第3は英国EU離脱に伴う金融市場の不安定化対策。
第4が熊本・東日本大震災からの復興や防災強化。
当然といえば当然の対策ですが。円高で企業収益が悪化・・税収が減少するのでは?
そんな経済環境で・・ほんまに20兆円の補正予算が組めるのか?と、疑問が湧く。
例えば、リニア8年建設前倒し・・・「財政投融資」で6兆円を見込む。
(国が低金利で集めた資金を民間の事業のために貸し付ける制度)
世界経済の不安定化に伴う・・中小企業に対する低利融資枠拡大や
政府系金融機関がインフラ輸出に関わる企業向けに融資枠を特別に設けるなど
実際に融資が実行されるかどうわからぬ・・・枠も含め・・
これが・・・事業規模20兆円の経済対策です。
中身を精査すれば、公共事業への投資が大半で・・
第1の保育の環境整備、雇用保険の引き下げ、奨学金の充実や
第2の時間と手間が掛かる・・・観光振興や農業品の輸出に当てられる・・
「真水」の経済対策は3兆円ほど・・・だそうです。
20兆円だと聞けば、そうか。大型の補正で、アベノミクスの・・
エンジンを吹かし・・・個人消費の拡大で・・
デフレ脱却、成長路線が本格化するのかと思いきや・・・
なんとなく、何処か、ピントがズレているような気がしてなりません。
大型補正よりも、既得権益をぶち壊す・・規制改革が先ではないかと・・
思えてならないのですが・・・さてさて、どんな経済対策が発表されるやら。Goto

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