朝日新聞広告賞

良い新聞広告は良い社会を作る・・・
広告は社会を写す鏡です。
毎朝捲る新聞、その広告の量が景気の好不況を如実に現します。
7月に入ってから、読み応えのある企業広告が多く掲載されているのではと・・・
新聞広告はTVCMとはひと味違い、じっくりと読んで貰うことができます。
その分、内容を丁寧に説明できる特徴があります。
また、新聞社によっても読者の傾向が微妙に違います。
読者を意識して紙面を作り込めば、広告効果は更に高まります。
安易に、主張したいことだけ訴えても、読者とミスマッチする場合があります。
今年で64回目になる朝日新聞の広告賞が発表されました。
次世代の広告クリエイターを養成する・・朝日広告賞・・
学生が始めて最高賞を受賞しました。(写真参照)
この手の広告賞は、大概は大手の広告代理店絡みですので、非常に珍しい受賞です。
今回から、読者が選ぶ「朝日新聞読者賞」もスタート。
オンライン投票も可能になったが・・・投票総数も少なく、今後に課題が残りましたが・・
試みは良し。受賞作品は「イオンライフの課題」でイオンのお葬式、¥498,800ー
青い空に火葬場の煙突から煙が上る・・・そんな広告が選ばれた。(写真参照)
やはり読者はわかりやすい広告に惹かれるんですねぇ。
広告効果と印象は別なのが広告の難しいところです。
企業広告の部は、以前ブログでも取り上げました。
宝島社の「いかに死ぬか」・・・企業としての社会問題への提起・・・・
高齢社会です。「如何に生きるかの議論も大事だが、如何に死ぬか」を問う。
面白い作品です。宝島社が衰退する雑誌に一矢を報いているのも分かります。
準広告賞・・・企業広告の部、これもブログで紹介しましたね。
コマツの無人ショベルカーによる護岸工事、時代を担う企業の心意気が。
プロ受けする企業理念を訴えた広告です。
新聞広告の本来の姿はじっくりと読ませる。
読者とスポンサーが対話する、そして理解してもらうのが特徴だと思っていますが、
選者に疑問が残ります。・・ビジュアルとしての評価が先行しているのではと
思わぬでもありませんが・・・良い広告は良い社会を作ります。Goto
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7/20朝日新聞

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