長時間労働の本質、スポーツでも仕事でも流した汗だけ身に付くものです。
昨今のアスリートたちには笑い話かも知れません。
ひと昔もふた昔も前の話です。
スポーツの最中や練習中、どれだけ汗をかいても・・水を飲んじゃいけない。
そんな指導法が罷り通っていました。理由はどうもはっきりしないのですが・・
最もらしいのは「発汗で体液が濃くなっているところへ水を大量に摂取すれば
体液中に含まれる諸成分が水に溶けてしまいかえって疲労する」でした。
喉が渇くのを我慢することで強くなれる・・・そんな・・・
「スポーツ根性論」よりは、納得できそうですが・・・
脱水症状を避けるために水分を補給する・・ごく当たり前のことが・・なぜ・・
不思議な時代だったですね。
でも、今でも「科学的に調合されたスポーツドリンクを飲むべきで、水は良くない」
なんて風に言われますが、「汗は水だけが排出されるわけではない」・・
スポーツ科学万能も些か考えモノです。
このところ、カラスの鳴かぬ日はあっても、「働き方改革」と称して・・
長時間労働批判の記事が新聞に掲載されない日がありません。
誤解を恐れず・・・スポーツと労働を同じに見立てて、申しますと。
どんなスポーツでも基礎ができるまでは、徹底的に汗をかくべきではないでしょうか。
炎天下であろうが寒中であろうが、限界まで自分を鍛える・・
それが出来なければ、スポーツに取り組んだとは言わないのではないでしょうか。
仕事も同じです。徹底した訓練を受け、経験を積み・・・
体に仕事の何たるかが染み付いてこそ、一人前の仕事をしているってことに
なるのではないでしょうか。汗もかかずに、仕事しているとは言いません。
働き方改革に欠けているのは・・・一人前のアスリートになる視点です。
ちゃんと働いている人が・・・創意工夫を凝らして・・
「より効率的な」働き方に改革する・・それが「長時間労働の是正」の本質です。
根性論を申しているのではありません。
スポーツでも仕事でも「流した汗」だけ身につくことだけは・・間違いない。
もちろん、いずれも、水分を十二分に補給してではありますが。Goto
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