イクボス

子育ては父親がどう関わるか・・・時代は変わったのですね。
私の場合・・・3人の子供は成人、孫が5人いて今更、父の日もないのですが、
親父、孫の顏でも見てみろよと写メールを送ってくれる長男。
旨い酒が手に入ったと、酒瓶を下げ、一杯やろうと、声を掛ける次男。
東京の有名店が岐阜にもできたのでと、大胆なGIFUの文字をあしらった
お洒落なTシャツを手渡してくれる長女。
「親父って奴は背中で子育てするもの」なんて粋がり、子供どころか、
家庭も顧みず仕事に明け暮れた(今もそうだが)・・ポンコツ親父だが、
正月でも誕生日でもないのに、「父の日」だと思い思いのプレゼントを貰い・・感謝。
「親はなくても子は育つ」と思わず苦笑するのだが、時代は変わった。
あの世界的レフティー、プロゴルファーのミケルソンは、娘の卒業式だからと
世界でNo,1を決める全米オープンのエントリーを取り消す。
古い私など、親の死に目に会えなくても仕事だと思うのだが、
子育てのために、人生で何度もないビッグチャンスを、投げ捨てる。
それが称賛される時代・・・父親が育児のために休暇とって子育てする
「イクメン」は当たり前。それが良いことなのでしょうねぇ。
「イクメン」どころか昨今は「イクボス」の時代。
上司が部下の育児をどれだけ支援したかを評価される時代・・・
それを「イクボス」と言う。その「イクボス」のランキングが自治体別発表された。
県別では、知事が率先して「イクボス」宣言した広島・三重県が上位を。
三重県では男性職員の育児休暇取得率は22%と宣言後に急上昇したと。
若い知事たちです。時代を先取りするんですね。
県別で善戦はベストテン入りの富山と岐阜県、
いずれも私と同世代の知事ですが、
「イクボス」に理解を示している結果。
育児は女性がするものから、夫婦でするものに、
更には、男性がするものに変わってきたってことでしょうが、果たしてそうでしょうか。
子供の側から見れば、母親に抱かれて育つのが一番安心ではないでしょうか。
男性はあくまでも母親が子育てしやすくする為の協力者でないかと私は思います。
本当のところ職場の上司もそのことを理解しているのではないでしょうか。
部下に「イクボス」でありたいと本気で思っている上司がどれほどいるのか。
首長が「イクボス」に一生懸命になることは重要ですが・・
中小企業と大企業、そして自治体の間の「イクボス」ギャップを埋めるには
何が必要なのか、考えさせられます。Goto

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