「じょっぱり」

県民を上げて、短命県の返上を。
県別指標です。喫煙、飲酒、肥満度合いなど
生活習慣病関連の指標が軒並み全国ワースト上位。
何処の県かご存知ですか?青森県のことです。(日経・8/7)
全国で最も短命で平均寿命が全国最下位の県は・・これも青森県です(最も長命な県は長野県)
理由は雪が多く寒いので運動しない。健康診断を受けず
病気になっても病院に行かない「じょっぱり」(津軽弁で頑固者)が多いからだと。
この不名誉なワーストワンを返上しようと青森県は、
健康意識を高め、病気になるリスクを下げる県民活動を開始した。
「健康経営認定制度」を創設、健康管理を経営の柱に据える企業を促すなど。
弘前大医学部も本腰を入れ、県内の特定住民の疫学調査を進め、
遺伝子レベルから飲酒や食事などの生活習慣関連や
学歴の取得など社会的データ2000項目を集め、
病気の予兆や健康関連ビジネスに繋げる実証事業を提案している。
(文科省から革新イノベーション創出プログラムに採用)
全く別のデータだが、青森県は「M字カーブ」の落ち込み率が全国最小です。
「M字カーブ」とは女性の労働力率が子育て期に落ち込む現象のこと。
国勢調査を基に算出された結果、青森県が最も落ち込み幅が小さかったと。
幅が小さいということは・・・
青森県女性の労働力率は25歳で85%のピークを迎え、
その後低下するも36歳の80%を底に再び上昇する。落差は5ポイントで、
全国平均の13ポイントを大きく下回り、全国No.1(日経)です。
なぜ、青森県が「M字カーブ」が全国1位なのか。
理由は3世代同居率が全国12位で高いため
家族の助けがあり、待機児童は6年連続ゼロだからと記事は・・
でも、それが理由ならば、上位の県は最もカーブが小さくて良いはず、
どうもこの記事分析は甘い。人口減少で女性の労働力を必要とする率が、
他県よりも高いからではないかと考えるのが、オーソドックスではと思う。
それと、青森県は30から39歳既婚男性年間の所得が500万円以上の比率は、
全国1位の神奈川県の42.7%に対して4.9%で下位に位置する。
男性の分まで働く・・・男性のみならず女性も「じょっぱり」が多くて、
ごちゃごちゃ言わず働いて家庭を守る。そんな女性が多いのでは。
生活習慣病と青森の女性の関係は分かりませんが・・・
青森県民の皆様には短命県返上に「じょっぱり」になってと願います。Goto

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