新聞記事を掘り下げて・・・

公立小中学校の先生、県別平均年齢調査に何の意味があるのか?
毎日新聞・・・地方の教員、高齢傾向。秋田50.1歳、大阪と10.7歳差。
読売新聞・・・小中教員 進む若返り。大量採用世代が退職。
朝日新聞・・・公立校教員20代増える。都市部で多い傾向。
9/15・文科省が発表した「学校教員統計調査」を受けての記事の見出しです。
同じ発表なのに、見出しとなりますと、三紙の捉え方が違うのが良くわかります。
読売・朝日は、教員の年齢が若くなったと報じ、毎日は高齢化が進んでいると。
小中学校の先生の年齢平均調査が教育にどのように影響するのか。
記事を読んでも見えてきませんが。
朝日が示す表(写真参照)、04年度と16年度の年齢構成の変化では、
04年は綺麗なそろばん玉型を描いていますが、16年度は直線型に・・
どちらが正しいのか。わかりませんが。
やはり教育の現場にも青壮老がバランス良く配置されている・・
直線型が良いのではと思うのですが記事にはそんな分析はない。
奈良県を都市部とは思わないが、愛知、大阪、千葉、東京、福岡の都市部に20代が多く、
一方、秋田50.1歳、岩手48.5歳、青森48.4歳の東北3県が平均年齢が高いことを・・・
朝日と読売が20代が増えた点を強調。毎日は地方の高齢化に視点を置いた。
こんな些細な発表ですら、新聞社によって見方が違うのに驚くのですが、
私的には、先生の都道府県別の平均年齢よりも、少子化の時代です。
04年と16年での先生の一人あたりの生徒数の比率が知りたい。
なぜなら、概してですが、小中学校の学力試験。
この調査では、何となくですが、若い先生が多い方が成績優秀な県が
多く、良いかのような印象を与えますが、
先生の平均年齢が高い県の方が圧倒的に学力は上位。
その原因を探ってこそ、新聞ではないでしょうか。
このような中途半端な記事で、お茶を濁してはいけませんね。Goto
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9/15毎日新聞      朝日新聞

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