非連続の決断

理念の旗を高々と掲げれば、大変革期をリードできると信じる。
日本の基幹産業である自動車。裾野が広く下請けの数も多い。
産業としては、建築土木産業、電機産業についで、雇用を生み出している。
この自動車産業が・・・今、大変革に立ち向かっている。
2年に一度の自動車の祭典「東京モーターショー」が開催された。
何としても・・・と思っていただが、残念、訪れることは叶わなかった。
なぜ、何としてもと思っていたのが・・自動車産業が変革期に入ったからです。
内容的には3点ある。
世界市場の中心、中国が電気自動車に舵を切った。
エンジンから電池に動力源の主役が代わる・・まさに「電動化時代」の幕開けに。
電動化時代では、日産が先行した。ホンダがここに来て、電気自動車を披露。
水素にシフトするトヨタはどうでるのか。国内メーカーの動向が注目された。
二つ目は2020年までにと期限を切って開発が加速する・・完全自動運転の実現である。
東京五輪では、選手の送迎に実用化させ・・・日本メーカーが先進性を
世界にアピールするチャンスが訪れていること。(AI搭載のコンセプトカーが登場)
3つ目には、シェアリング・エコノミーで代表される・・・若者の車離れ・・
カーシェアなどの普及で、所有を前提としない車の利用形態が広がっている。
その大きな時代の流れと、どのように向き合うのか。発想の転換が必要である。
自動車産業大変革期・・イノベーションが加速する時代は「非連続の決断」が必要になる。
日本のメーカーにはその力があると信じる。
なぜか。トヨタの社長が「自動運転で事故をなくす」と、
変革期に最も必要な、理念を高々と掲げたからである。
東京モーターショーには、自動車産業の課題への答えが詰まっていたと拝察する。
会場に足を運べなかったのは、返す返すも残念だった。
多分だが、完全自動運転が可能になれば、自動車が執務室となり、
仕事しながら、目的の場所に時間通りに行けるようになり、
自動車の価値観は全く違ったモノになる。・・・Goto

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