若者の支持政党は・・・

どうしても、若者は「青春=反権力」だと思いたいのですね。
毎日新聞って、無理やりにでも若者はリベラルでなければならないと、
リベラルを押し付けたいんですねぇ。
編集局の中堅層にとって青春は反権力でなければ、
自分たちの寄って立つ基盤が失われるかのようです。
11/13・夕刊、特集ワイドのコーナーです。
私も彼らと同じ若者に対して勘違いをしていたのかも知れません。
先の総選挙、共同通信の出口調査、10代47.2%、20代42.1%が
比例代表東京ブロックで投票したのは「自民」だったと。
それに引き換え、30代から70歳代は30%台。その中で、
60歳代、自民支持が28.3%で立憲民主が28.4%と逆転。
若者ほど自民支持が多く、高齢者に野党支持が多い。
私はシルバー民主主義が、選挙を通じて、社会保障の拡充を要求し、
自民を支持することで政策を歪め、国家財政を危機に陥れているのではと、
・・・思っていたのだが・・・
東京のシルバーは地方と違って、もっと賢くて、野党の方が、ポピュリズムで、
高齢者に手厚い政策を掲げていると知っているのですね。
市場を解放し、経済成長戦略で景気をよくする政策を取る自民党の方が、
革新的に映っているのでしょう。
どの政党がリベラルな政党か。そんな質問に学生は・・
立憲民主、共産党、いや自民党、希望の党だと、バラバラな答えが返ってくる。
もはや、日本にリベラルなど存在しない。いや全ての政党がリベラルであるとも言えるのか。
米国では経済政策の対立軸で、政府が社会や市場に対して積極的に介入、
増税や大きな政府を志向するのがリベラル。これに対して市場での自由競争を重視し、
減税や小さな政府を志向するのが保守です。
55年体制がトラウマになって保守対革新という構造から抜けきれない・・
毎日の編集局や私ですが。若い世代にとってイデオロギーなどというものは、
過去の遺物に過ぎず、江戸時代の士農工商のような陳腐なものなんでしょう。
毎日は、昔からの習慣や制度を守ることを大切にし、
不満を口にせず、現体制の維持を望む、政治的な変革を好まずに
与党の自民党に票を入れる。今の若者の意識を知ると「青春=反権力」は
もはや幻想なのかも知れない。と、嘆くが・・・
私は嘆かない。若者に体制批判がないということは、
国の状態が平和で経済的に安定しているからである。
若い力とは、常に、可能性にチャレンジする秘めたるエネルギーを内包していると思う。
毎日新聞はネット社会における価値観の変化に気づかないなら・・
早晩、天然記念物として博物館に飾られるかも知れない。Goto

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