デカ活字

新聞の社会的影響力についての若干の考察・・・
新聞命(しんぶんいのち)の私。新聞の衰退が許せない、
朝、目覚めると、ポストに昨日のあらゆるニュースが整理されて配達される。
こんな素晴らしい情報の束って凄いと思いませんか。
それも、フェイクなどではない。記者が取材しデスクで吟味し、
事実を客観的に報じる。それに、解説や評論、見方の違う意見なども、
丁寧に掲載される。そしてB版で32ページが高速で印刷され、
販売店でチラシも折り込まれ・・ポストに入れてくれる。
それも月に一度の休刊日を除いて毎日ですよ。
新聞の仕組み、システムって、凄いと思いませんか。
それを、TVの報道番組で、ネットの情報で間に合うからと、
新聞購読しなくても良いなんて・・・
少々乱暴ですが。私の持論です。
先の衆院選、投票にいった人の70%は、投票のための情報は
「新聞で得た」と語っています。新聞が政治を動かしています。
新聞を読まない人の比率と投票に行かない人は正比例しています。
新聞の社会的影響率を分析しますと、
社会に一定以上の影響力のある人の新聞購読率は90%で、
新聞を読まない人で社会的に影響力がある人は稀である。
新聞の購読者数が減少してもその率は全く変わらない。
つまり、新聞を日々読んでいる人は社会的に影響力があるということです。
社会的影響力とは、社会に貢献しよう、役立とうとする生き方をしていることです。
せっかく、生まれてきて、この社会に生かされているのです。
少しでも社会に貢献できる生き方をしたいモノです。
そのためには、新聞を読むことではないでしょうか。
新聞に注文です。
最近、出版業界で、文字が見えにくくなってきた、そんな高齢者のために、
「デカ文字」の本が発刊され、注目を集めています。時代の流れでしょう。
出版社が、時代のニーズに合わせ、活字を大きくするのは自由ですが。
新聞の活字を大きくするのはやめてもらいたい。
老眼鏡もあれば、拡大鏡もあるのです。高齢者しか新聞は読まない・・
そんな時代に負けないで欲しい。新聞に一番肝要なのは、情報量です。
活字が大きくなれば、ページ数を増やさない限り、情報量が減るってことです。
情報量を減らすことは、新聞の劣化に繋がります。
劣化すれば、社会的に影響力のある人が、情報を新聞以外から取ろうとします。
そうなれば、真の新聞離れになってしまいます。
新聞活字をこれ以上「デカ活字」にしないで下さい。Goto

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