世界に冠たる福祉国家を。

介護産業輸出時代が訪れたようです。どこに商機があるかわかりませんねぇ。
平均寿命・女性79.43歳、男性73.64歳・・人口の10.8%・・
1億5000万人以上が65歳以上・・「高齢化社会」(人口の7%が65歳以上の社会)を迎えた。
2030年代前半には21%を超え「超高齢社会」が到来する。
どこの国でしょうか。65歳以上が1億5000万人っていうのですから・・
それだけで、日本の総人口よりも多い・・・そうです。お隣の中国です。
1979年から人口調整の「一人っ子」政策を続けた結果・・・
歯止めの効かない超高齢社会になってしまいます。
中国は伝統的に、親は子供が面倒を見る風潮があるので、
政府も抜かっていたのでしょうが、「4・2・1家庭」といって、
一人の子供が両親と祖父母の面倒を見る時代に入るのですが、
1人ではとても支え切れない。さて、どうするのか。
超高齢社会の代表格は、平均寿命・女性88歳、男性86歳の・・
もちろん、我が日本ですが・・・中国では経済成長途上、高齢化の急上昇に
社会保障制度が不十分なまま・・先ずはそのテコ入れってことでしょうが。
日本のように充実させるには、時間とコストが掛かる。間に合わない。
だからでしょうか。日本の介護・福祉ビジネスに興味が・・
中国各地で日本と中国の介護事業者らを繋ぐ、交流会が盛んに催されている。
9月南京で開かれた「高齢者産業・リハビリ福祉展覧会」には思わぬ商機と
日系企業が大挙参加・・(読売11/22)
私の持論ですが。高齢化率世界一の日本です。
世界に冠たる福祉国家を目指せば、必ず世界をリードできる。
そのためには、高齢者自身が、最適な福祉生活が過ごせるには何をすべきか、
政府・自治体・医療関係者、産業界などが総力を上げるべき・・と述べてきましたが。
現実に日本の社会保障制度や皆保険の制度は世界に冠たるものです。
養老施設の運営や介護ノウハウも、まだまだ不十分ですが・・・
世界に通じるものがあります。
国を治めるには、民の信頼と安心が必要です。
中国共産党政府がこの先、人口の三分の一を高齢者が占める社会を
民の不安なく治めることができるかどうか。それが試金石になるのではないか。
そのためには、日本との関係を改善する必要があると思うのだが、
今の中国政府首脳部にそこまで・・・意識があるとは思えない。
でも、この異常なスピードで訪れる超高齢社会に、
日本の介護・福祉ノウハウが中国で一気にビジネスチャンスになったことは、
間違いないようです。介護産業輸出とは・・・人間万事塞翁が馬ですかねぇ。・・・Goto

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