天声人語氏に物申す。

難しいこと易しく伝え、易しいこと深く伝え、深いことを面白く伝える・・・
朝日新聞、一面の名物コラム「天声人語」・・・・
我が社では全社員が毎朝、書写しています。もう、7年以上になります。
継続は力です。一人ひとりの世相を見る力、読書力、文章力が・・
ここに来て、一気に上がった気がします。
優秀な人は、一読してセンテンスを暗唱、それを書写します。内容が頭に残ります。
もっと優秀な人は、日々の内容にタイトルを付けます。内容の背景を把握します。
更に優秀な人は、自分なりにまとめ、感想を書きます。自らの血肉になります。
毎日やるのですから、徐々に脳の抽斗に浸透していきます。インプットされます。
その蓄積は直ぐには役立ちませんが。何かの折に、文章を書くときとか、
アイデアを求め悩んでいるときとかに、様々なモノと交じって湧き出てきます。
それが教養であり、知識であり、人生の潤いとなっています。自分では気付き難いですが。
日々続けている人と、全くやらない人との比較はできません。
毎日続けている人でも個人差があり、成果が出ているかどうかの判別は一概には分かりません。
でも、それで良いのです。やめてみれば差に自分で気付きますから。
私の感想です。昨今の天声人語には味がない。
中身がないのが問題だとは思いません。
ただ、天声人語氏に難しいことを易しく伝える・・・技術がない気がします。
つまり、人間としての経験不足と申しますか、幅がないと思います。
読売の編集手帳と掲載された同じテーマを比べれば一目瞭然です。
やさしいことを深く伝える・・・昨今の新聞記事に最も必要なことです。
一つのニュースをじっくり読ませ、考えさせる。それが新聞の役割です。
天声人語には深く伝えることが欠けています。なぜか、モノの見方が
弱者の立場に立つのを基本とするといった一面的だからです。
世の中、障害のある人が、老人が、子供が・・・弱者だとは限りません。
弱者とは人を僻み、妬み、羨み、自分中心でしかものごとを捉えない人のことです。
固定概念を持ってものごとを捉えますと、深く伝えることはできません。
深いことを面白く伝える。天声人語にはなぜ、ユーモアがないのか。
私の疑問です。深刻な問題でも、面白く伝え、読者の心に染み込ませる・・
それもコラムの醍醐味です。天声人語はユーモアのセンスのない人が書いていると、
私はいつも思っています。
2/14・天声人語、バレンタインデーの日。
チョコを贈る習慣は良いが、バレンタインデーには心を込めた手紙を書こう・・と
手紙で女性が愛を告白する内容なら、整合性があるのだが、
54歳の男性が長男にだした親子の情、絆を認めた一文が書かれている。
著者は何が言いたいのか。チョコになんの意味があると、
バレンタインデーの風潮を批判しているのか、それとも・・・・
何が言いたいのか、さっぱりわからない。
難しいことを易しく伝え、易しいことを深く伝え・・・
深いことを面白く伝えて欲しい。(井上ひさし)・・・
天声人語氏どの・・・毎日書写する読者もいるのです。
更に精進して欲しい・・Goto

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