子ども食堂に思う

流浪の民、2000年。ユダヤ民族の知恵・・・・
素晴らしい活動をされておられることに、まず持って敬意を表します。
これぞ日本民族が育んできた「和の文化」「助け合い」の日本的文化だと思います。
が、一方では、政治の無策が招いた欠陥であり、行政の怠慢ではないかとも。
この5年ほどで急増した「地域の子どもたちに無料や低額で食事を提供する子ども食堂」が
全国に2286ヶ所存在するという運営団体の発表です。
団体は各小学校区ごとに一ヶ所が望ましく、官民挙げての取組が必要だと言うが、
そんな社会で良いのだろうか。率直に思います。
毎日新聞紙面では調査の詳細がわからないが、
こんな疑問を持ちます。一体一ヶ所に平均何人の学童が訪れているのか。
何食分が提供されているのか。一週間単位だと何日間開かれているのか。
閉所の折はどうするのか。費用は誰がどのように賄うのか。
行政はどのような関わりを持っているのか。
人は必ず腹が減ります。ボランティアだからと安易に開閉するわけにはいかない。
やると決め子どもを受け入れたなら、必ず開かねばなりません。
近所のよしみで、適当にというわけには行きません。
命と向き合う「重大な取り組み」です。その辺りはどうなっているのでしょうか。
記事によりますと、急増の背景は14年に施行された「子ども貧困対策法」
国や自治体に教育、生活、経済的支援などの責務を課した結果、
自治体が子ども食堂の開設を推進したことによるそうですが・・・
果たしてそうでしょうか?中途半端な気がします。
大上段に振り被る積りはありませんが。
果たして「子ども食堂」が増え続けることが、本当に良いのか。
ボランティアで長続きするはずはない。誰かの犠牲で成立っているなら
様々な問題が起こるでしょう。全てを政治の問題にはしませんが、
女性活躍社会、少子化対策など、この国の根幹に拘る問題と連動していると思います。
子どもは誰が育てるのか。イスラエルは建国当時、子どもは集団で育てる、
キブツの制度を導入しました。流浪の民としての2000年、ユダヤ民族の知恵です。
日本民族にも2000有余年の歴史があります。子どもの貧困について、
もう少し知恵が出せないものかと、重い気分です。Goto

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