新聞を読もう

朝寝坊の解消、規則正しい生活習慣を身に付けるためにも・・・
文科省がこんな分析を続けています。
全国学力・学習状況(全国学力テスト)調査の結果分析です。
どのエリアの学力がどの程度かの調査ではありません。
小6と中3の国語、算数、数学の成績と、抽出校の保護者約14万人へのアンケート調査です。
保護者の年齢や学歴など家庭の社会・経済的背景を指標化して
4段層に分け平均正答率との比較です。
官庁の調査です。4段階の分岐点を明確にはしていませんが。
要は経済的背景・・・即ち、親の収入が子どもの学力にどの程度影響しているかを
調査、分析しているのです。分かりやすいですね。
官僚的に申します。いずれの教科でも階層が高くなると正答率も高い。
差が顕著だったのは基礎知識を問う中3の数学A。
最も高い階層の正答率は77.1%で最も低い階層が52.1%・・
なぜ、こうなるのか。簡単ですね。学習塾に行かせる余裕があるかないかです。
私的には、学校で塾に行かなくても正答率が高くなるようなぜ、教えないのか。
そんな基本的な疑問残ります。
でも、この分析で面白いデータがあります。
最も低い階層(嫌な言い方ですね)でも学力が全体の上位25%に入った子供の家庭で、
「小さい頃から絵本の読み聞かせをした」「本と新聞を読むように勧めた」
「毎日朝食を食べさせている」「計画的に勉強するように促している」との質問に
ことごとく当てはまるそうです。
子供の学力向上に生活習慣や親の意識が如何に影響を及ぼすかを示しています。
「新聞命」の私としては、子供の頃から「新聞に親しみ、新聞を読む癖」が
付きますと、子供の学力が大きく伸びるのを証明したと喜んでいます。
新聞各社は子供新聞に力を入れています。
経済的に余裕ないから新聞を購読しないなんて言わないで、
最も廉価な教育だと(だいたい週間で500円程度です)腹を括って、
購読し、読ませて欲しいものです。
経済的背景で子供の学力が低いなんて言われるのは、親の恥です。
もう一つ。新聞科学研究所なる機関があります。
1946年創立、70年の歴史があります。目的は新聞購読の普及です。
さまざまな生活シーンで新聞が役立つことを多様な調査結果から
分析、紹介することです。最新の調査結果です。
新聞の購読者と非購読者を2472人調査した結果、新聞と朝寝坊に意外な
関連性があることがわかった・・・
「寝坊が少ないか」との問いに新聞購読者は72.9%、非購読者は60.0%少ないと回答した。
その差12.9%。「朝食は必ず取るようにしている」「快眠できていることが多い」
のも購読者の方が多い。なぜか。新聞を読む習慣が規則的な生活リズムを作っているから
と分析している。この研究所は日本新聞協会のプロジェクトですが。
新聞を読もう。子供の教育にも良い。寝坊もなくなる。
梅雨空が恨めしですが・・朝が重要です。Goto

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