外食産業の葛藤・・・

国民のライフスタイルが変化しています。
競争から協調の時代に入ってきた。その証明ではないかと思う。
大手外食チェーン三社が消耗戦に終止符を打ち、共通クーポンを発行。
駅近の競合店で相互に店舗を使い分けてもらうことで相乗効果を狙う。
三社は吉野家、ガスト、はなまるうどん。各店舗で「定期券」と称する
クーポン券を300円で購入。期間限定だが、各店舗で提示すると、
会計時に支払い額から一定金額が値引きされる仕組み。
外食市場は人口減少や市場の飽和状態で伸びが鈍化、17年、0.8%増、25兆円。
加えて、深刻な採用難のため、新規出店を支える人材やアルバイトの確保が
極めて難しい状況にある。結果、既存店のテコ入れをするしかない。
その現れが、共通クーポン券の発行です。
総務省の調べでは、中食産業・・・聞き慣れない言葉ですが、
惣菜や弁当などの調理済みの食材を言います・・・の市場がここに来て
急激な伸びを示し、17年は前年比2.2%増で初めて10兆円を突破した。
共働きや単身世帯の増加でコンビニやスーパーで中食を買い自宅で食べる
中食世代が外食産業の需要を奪っているのも共通クーポン発行の要因に。(日経)
外食産業の敵は競合店にあるのではない。
人口減少という市場の縮小と国民の生活スタイルの変化にあるようです。
競争激化の時代は終わったようです。これからは、競合であろうが、
同業者であろうが、知恵を出し合い、手を取り合って新たなライフスタイルを
作りだして行く時代に入ったのではないか。それを競争から協調の時代という。
大手外食チェーン三社の取り組みが、その証では・・・Goto

コメント