方言

地域みっちゃく生活情報誌では岐阜弁、宮城弁、土佐弁が誌名になっています。
NHKの朝ドラ。10月からインスタントラーメンを開発した夫婦の物語
「まんぷく」が始まりました。20%を越す視聴率で好調にスタートしています。
ご覧になっていますか?私は前作の余波で見始めましたが……
人の世の移り香は早いと申しますが、前作がなんだったか記憶がございますか?
えっ。忘れたですか。そうなんですね。岐阜県の東濃地方が舞台になった
「半分、青い。」です。片方の耳が聞こえないが持ち前の明るさで、
強く逞しく生きる……スズメちゃんの物語です。そのおかげで、
ほんの一瞬ですが「岐阜弁」が全国に知れました。
何かとんでもないことをやらかした、それを岐阜弁では「やってまった」といいます。
岐阜生まれ、岐阜育ち、ふるさと岐阜をこよなく愛する私は……
どこへ行っても岐阜弁ですが「やってまった」はあまり使わず新鮮でした。
戦後、方言は「標準語」ではないとして、教育現場では
直すべきものとされた時期がありましたが、
出来の悪い私には、標準語が馴染みませんでしたが。
平成に入ってから地方創生のはしりで………東京一極、中央集権の反動なのでしょう。
地方分権が叫ばれるようになり、「地方の再生なくして、日本の再生なし」なんて、
政治スローガンが掲げられ、そんな流れから「方言」が評価され始めました。
因みに岐阜弁で私のことを「わっち」と言います。
岐阜市内にあるコミニティーFMが「FMわっち」と名付けられています。
我が社の発行するハッピーメディア、地域みっちゃく生活情報誌にも
地域に密着するとの観点から方言の「誌名」が多くあります。
「んだっちゃ!」は東北弁の「そうだ、そうだ」と相槌を打つ表現で宮城弁です。(石巻市)
岐阜県土岐、瑞浪市の「らせる」は何かをすることの「やらっせる」からとりました。
高知県南国市で発行の「こじゃんと」は「とっても」とか「気の利いた」という土佐弁です。
NHKの朝ドラが「方言」を大切に番組づくりをしていることは、
「方言」を地方の文化だと考えているからです。
言葉は使わないと退化してしまいます。我が社も全国各地で発行する
地域みっちゃく生活情報誌を通して方言を大切にしたいと思っています。Goto

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