東京五輪が東京を世界に冠たる成熟都市に仕立てる。
この人って、私はやっぱり凄いと思うんですがねぇ。
誰ですかって、東京五輪を「SDGs五輪」と位置づけ、五輪をきっかけに東京を
成熟都市にしようと目論む小池百合子都知事のことです。
「SDGs」とは聞きなれない頭文字ですが、なんぞや。
Sustainable. Development. Goalsの略です。
国連加盟国が2030年までの達成をめざす、貧困や教育、環境など
17分野に渡る持続可能な開発目標のこと。
日本は世界に冠たる超高齢国家です。
五輪を契機に日本の中核である東京が新しい都市の形を示すべきです。
キーワードはSDGs成熟都市ではないかと思います。
SDGsの精神は持続可能性や包摂性です。
東京が高齢社会における持続可能の成長を続ける姿とは「成熟」です。
小池知事は「東京は人で生かされ、人で動き、人で育って行く」
だから、老若男女が「持続して継続的に」働ける環境を整備する
それこそが「東京の働き方」改革だと述べる。
小池知事の凄さは、わかり易い政策を打つことにあります。
(多少政治的に大向こう受けを狙い過ぎる傾向にありますが)
知事が唱える五輪を見据えての「通勤ビズ」の呼び掛けが良い。
「通勤ビズ」とは電車が混雑する午前8時台の通勤を避けるキャンペーンです。
快適な通勤や東京五輪での混雑緩和を目指すためで、この夏は「824社」が参加。
来年の1月にも「通勤ビズ」を呼び掛けています。
私ごとですが。東京出張の折、いつも感じます。
朝のラッシュ、フォームに人が溢れ、満員電車のもの凄さ、
東京は世界経済の中心地です。24時間取引をしています。
であれば、フックスタイムでも、テレワークでも可能です。
学校じゃないのです。(学校もネットで授業になるようですが)
朝、9時までに全ての企業が出勤する必要などないハズです。
五輪をバネに思い切って働き方を変える。その象徴的な取り組みが
「通勤ビズ」面白いじゃないですか。
知事曰く、12年のロンドン五輪、いくつかのレガシーが残った。
その一つが「テレワーク」だと言われています。
期間中、多くの企業が経済活動を低下させず、大会を成功させたそうです。
「通勤ビズ」の定着こそが、過酷な通勤地獄の解消となり、
高齢者が健康で継続して働けることになれば「働き方の改革」であり、
東京が五輪を契機に成熟都市としてのレガシーを作ることになります。
ぜひ、「通勤ビズ」を実現して欲しいと願います。Goto
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