新聞を時々しか読まない若いクリエーターが新聞広告を作る現実。
こりゃ「新聞命」(しんぶんいのち)の私のテーマじゃないか。
そんな思いで日本新聞協会が主催する「2018年度・新聞広告クリエーティブコンテスト」
テーマ「新聞」の受賞発表を1/11金曜付・毎日新聞で見ました。
なぜ、紙面の日付と曜日を入れたかと申しますと、
私の率直な感想ですが、私は日々6紙(朝日、毎日、読売、日経、中日、岐阜)の
新聞に目を通しています。日課というよりも、ライフワークに近いです。
最近の新聞、働き方改革と関係があると思うのですが、結構横着です。
月曜の紙面って「ペラペラ」です。立てページが24頁しかありません。
日曜とか祝日には記者を働かせてないようにしているのでしょうねぇ。
掲載する記事が不足、だからなのでしょう。紙面も薄く、内容のある記事も掲載されない。
私は「だったら、全月曜を休刊日」にすれば良いのではないかと、申しています。
でも、その反動なんでしょうか。1週間で木金の紙面は、充実しています。
記者がもっともやる気で、仕事しているからなんでしょうね。
その紙面が記事で溢れる貴重な金曜の紙面を一面まるごと使って毎日新聞は、
「新聞広告コンテスト」の受賞作品を掲載しています。さすが余裕の毎日です。
皮肉を言っているわけではありませんが、テーマが「新聞」ですから
1週間の新聞事情など誰も気が付いていないでしょうから私が。
コンテストです。主旨は若いクリエーターに新聞広告を制作する機会を提供し
新聞広告の可能性を広げてもらうために日本新聞協会が主催、
応募は全国の若手クリエーターから787点が。
審査委員長は新聞広告制作の神さまといわれる副田高行氏です。
(去年ですが、横浜の新聞博物館まで、氏の新聞広告作品展示会を見に行きました)
最優秀作賞は「新聞のない、楽しい日々」と題して、もしも新聞がなければ、
フェイクニュースに翻弄、身勝手な社会になってしまうのではと皮肉を込めた作品。
私的には、雑な作品だとしか思えないですね。(写真参照)
新聞広告の価値は、テレビなどとは違い、読者にじっくりと読ませることができる、
説得性が高い。新聞の信頼性が広告の信ぴょう性を高める。など、新聞であるが故の
価値があります。その新聞がテーマのコンテストで「このいい加減な広告が最優秀賞」とは、
副田委員長に本気で、これですかと、聴いてみたいですね。
入賞作品は「ネットで検索」してみなさいって書いてあるので、
覗いてみると、作者の弁「時々しか新聞を読んでない」って、おっしゃっているでは。
それがご時世ですかねぇ。毎日読み比べて欲しいと訴えるのは一部の識者の願いですが、
「どっちに寄っている」と新聞を読み比べましょうが優秀作品なのに。
私的には、こっちのほうが、面白いと思います。(少なくとも最優秀賞作品より真摯です)
新聞が読まれなくなりました。
もう、何年前からでしょうか。その理由は山ほど聞かれます。
どれも正しいです。だったら、発想を変えようではありませんか。
そのことこそが新聞広告のテーマ「新聞」になるべきではと思うのですが。
もちろん、「新聞命」の私には秘策があります。Goto
1/11毎日新聞
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