それがどうした

これから2年間「嵐最後の」なんて聞かされるのは如何にも鬱陶しい。
これって「働き方改革」の一つなのかねぇ。
メンバーを結成して20年、国民的グループになって10年以上。
絶大な人気ゆえ、仕事のペースを落とすこともできない。
自ら区切りをつけない限り、働き方を変えることができない。
だから、来年で活動を休止する。仕事を止めるってことですよねぇ。
そうです。人気グループ「嵐」が解散する話です。
「それがどうした。今は2019年の1月。来年いっぱいでやめるってことは、
2年間掛けて引退興行を打ち、関係者を儲けさせ、誰にも迷惑かけないようにして、
解散するってことじゃねぇか」ガキの精一杯の浅知恵だな。と………
毒ずくのは、芸能界の大御所、ビートたけしさん。
記者会見の翌朝、天下のNHKが朝の報道番組で流し、全国各紙は特集を組んで報じる。
たかが、アイドルグループの解散にしては、大仰過ぎないか。
国会では、国の命運を決める首相の施政方針演説が行われているのに。
そのニュースよりも優先して紙面や番組を裂く。凄いねぇと言って良いのか、
この国が平和ボケしている証と言えるのか。
でも、経済効果からすると、コンサートの地方公演でも全国からファンが
集まりグッズが飛ぶように売れ、2年間で1000億を優に越すっていうから、
経済ニュースには違いないし、「働き方改革」という視点では、
過重労働には退職で対処せよってことだから、時流に沿った行動なのかも。
彼らが、どんな歌を歌っていたのかも、どんなテレビ番組に
出演していたのかも、まったく知らない高齢者にとっては、
「たけし」さんの「それがどうした」の方がすんなりくる。
別段、目くじらを立てて「いやなおっさん」役をやりたくないが。
新聞各紙が、時の話題、大ニュースだと「嵐」2年後に解散を報じたとしたら
それこそ、スポーツ新聞や芸能週刊誌と同じ。そんなことだから、
新聞が売れねぇんだと、言わねばならないのではないか。
「平成最後の」という修飾語にいささか首を傾げる身としては
「嵐最後の」をこの2年間見聞きするのが如何にも……
辞めるならとっとと辞めちゃえよ。変わりなんて、なんぼでも。Goto

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