親の虐待によって、また幼い命が奪われました。
メディアは誰かのせいにして、ニュースを報じますが、虚しいです。
私はメディアの責任が大だと思っています。
またまた、千葉で起こった「児童虐待殺人事件」のことです。
昨年3月、5歳の女児が「おねがいゆるして」と拙い文字で父親の虐待に
反省文を残して虐待死させられた事件に続き……今度は小学4年の女の子が。
事件の内容に触れる必要もない。大人の男が、それも父親が、
ただ泣くだけしか抵抗する術を持たない子供を殴り殺したのです。
昨年の事件を受け、我が社では、まず岐阜県で世帯の92%の家庭にお届けする
ハッピーメディア・地域みっちゃく生活情報誌(12誌、74万部発行)で、10月から、
「虐待だと思ったら、189(いちはやく)番へ」との虐待防止啓発活動を始めました。
1万枚のステッカーを配布、車や玄関に貼る活動。ポスターも作成、
県下の全ての薬局にも貼られ、県内各地で貼られるようになりました。
また、啓発のためのオレンジバッジを1万個、配布しています。
我が社の社員は全員が、胸にオレンジバッジを付けています。
11月の「児童虐待防止月間」には「児童相談所への支援」として、
岐阜県に150万円を寄付、担当部局の活動をバックアップしています。
その結果、岐阜県下の「189番」に対する認知度は飛躍的に向上、
「児童虐待防止への意識」が高まりました。この活動は一過性のものであってはならない。
恒常的に、毎月情報誌の紙面を使って訴え続け、県民の脳裏に、まずは189番が、
110番や119番と同様に意識付けされねばならないとの固い決意で取り組んでいます。
今年に入り、地域みっちゃく生活情報誌全誌、総発行部数930万部、150誌を通じ
「児童虐待などという、理不尽な社会を無くそう」と愛知県(265万部、県内80%シェア)
三重県(65万部、県内81%シェア)、滋賀県(県内シェア72%、43万部)から
順次啓発活動を続ける準備をしているところです。
我が社の発行する「地域みっちゃく生活情報誌」は、「経済を活性化するため」
「情報誌を通じて地域を元気にするメディア」だと位置づけています。
地域を元気にするには、地域の課題と向き合い、そこに暮らす人たちと
一緒に問題を解決しなければならない。それが全戸配布型のフリーメディアの
役割と考えています。だから、この国の課題、児童虐待を防止するために
紙面を活用するのは重要な使命だと思っています。
私は、千葉のこの「児童虐待殺人事件」を他人事にはしない。
フリーのメディアの責任として、地域みっちゃく生活情報誌を使って、
「児童虐待防止」のために、関係各位とともに継続的に取り組む覚悟です。Goto
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