人生の指標に新聞記事をビリっと破いて、活用を。
この地方、桜の開花予想が、1週間ほど早くなった去年よりも
更に早まり、20日には見頃を迎えるとのこと。春の訪れがだんだん早くなります。
なかなかピンと来ませんが、これも地球温暖化の影響なんでしょうねぇ。
3月って、三寒四温を繰り返し、花咲き乱れる春を迎える準備をするのですが。
桜といえば、4月。そんなイメージは過去の話……3月散って仕舞えば……
一足飛びに初夏の気配が漂うようになるんでしょうか。
春の話題ではないのですが。
朝日の「ニュースを生き抜く力に」のコーナーで、ジャーナリストというよりは、
「事象の解説者」と呼んだ方が良いのではと、新聞紙面を賑わす池上彰さんが、
新聞を人生を考えるきっかけにして欲しい。そのためには、気になる記事に出会ったら、
その場で、ビリと破って手元に置きなさいとアドバイス。
春は人生の節目とでも申しましょうか。出会いと別れが入り交じる季節です。
若い人たちは、次のステップの学校や社会人へと夢が膨らみますが、
セカンドライフを迎える高齢者にとっても、実は希望の季節なのです。
そのためには、自分がどんな人生を歩むのか。
その足掛かりは新聞の情報から得るのがベターです。
気になる記事があれば、その日のためにも切り抜いておく必要があります。
それが、新聞の効用っていう奴です。
高校生や大学生も将来何がやりたいのか。どんな職業に就きたいのか。
わからない時、悩む時、新聞を読んでいれば、「こんな仕事もあるんだ」とか
「こんな面白い仕事をやっている人がいる」とか、教えてくれます。
興味や関心のある記事をスクラップすることで、自分を客観的に見ることができます。
そうでないと、季節が来たから仕方なしにとか、出会い頭とか思い付きで行くとか、
乱暴に人生を決めてしまうことになります。それはそれで良いのかも知れませんが、
最近、どの職場でも離職率が高いといわれますが、本当にやりたいことの情報が
不足しているから、直ぐに辞めるってことになるのではないでしょうか。
日本新聞協会の広告です。
「全国学力・学習状況調査」では新聞を読む子の学ぶ力が高いという結果がでています。
政府は2017年度から、公立学校の図書館へ新聞を配備するための
地方財政措置を倍増しました。しかし、この地方交付税、使い道は自治体に
委ねられているため、図書館に新聞がある小中学校は4割程度です。
新聞を購読しない家庭が増えました。
新聞が人生を考える上で如何に必要か、大切かを「新聞が訴えても」
新聞を子供が、いや、大人も、目にしないようでは、宝の持ち腐れです。
学校の図書館に新聞を購読せよと、日本新聞協会が力むのは、消費税軽減税率に
新聞を加えるのと同様に些か興醒めですが………
でも、この春から、新聞を読み、記事をビリと破いて、
自分の人生設計の指標にするのも、一考かと思います。
どんどん早くなる季節の巡りに負けぬよう。Goto
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