我が若き友たちよ。二極化の時代です。負け組になってはいけません。
春の読書週間が始まりました。
「あなたが、今、読んでいる本はどんな本ですか。ぜひ、教えて頂きたいと思います」と
問うのは、とある大学での調査です。結果はご案内の通り「読んでいることよりも」
本そのものを読まないどころか手元に置かない大学生が6割に達するというじゃないですか。
本はいいですよと、どれほど若者たちに奨励しても…「本離れ」を防ごうと思っても、
全国大学生協連の2018年調査では「大学生の読書時間は1日あたり
読書時間「0」の学生は50%を突破しているとか。嘆かないで下さい。
ということは、新聞を購読して読むなんて、そんな貴徳な学生も
皆無に近づきつつあるってことです。でも、何も驚くことはありません。
そもそもですが。本を読まなくても学生になれる時代であるというだけ。
それが良いとは思わないが、定員割れの大学が全国で4割です。
猫も杓子も、大学生にはなれるのです。そうです。
出席さえ取れば、卒業できるのですから、別段、本を読まなくても良いのです。
でも、本物のとは、と申しませんが、約半数の本を読む大学生は、
ちゃんと本を読んでいるのです。彼らが大学で学問を極め、専門性を高め、
将来「社会を背負って立つ」人材です。
その絶対数は、今も昔も変わらないのではないでしょうか。
別な表現で申せば、「読書の二極化」と言えるのではないでしょうか。
私は思うのです。資本主義って、ある程度成熟してくると、何事も二極化するのだと。
東京と地方の二極化は益々進み、貧富の差や、格差も拡大しています。
最近使わない言葉になりましたが、以前はそれを「勝ち組」と「負け組」いいます。
本を読まない人は、大方が「負け組」です。もちろん、本を読む学生が全て
「勝ち組」になれるわけではありませんが「勝ち組」になれる確率は高いです。
でも、です。社会は実に自由を謳歌できる時代です。
「勝ち組」になろうと思えば、本を読めばその条件の一つが満たされます。
そうなんです。学生であろうと社会人であろうと、
「勉強」して、いや「本を読んで」努力すれば、誰でもが「勝ち組」になれる時代です。
「春の読書週間」なんてありません。
春です。陽光は明るさを増し草木は芽吹きます。
さぁー、素晴らしい季節です。自らを奮い立たせ、本を読み、
未来を切り拓こうではありませんか。我が若き友たちよ。Goto
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