小女子(コウナゴ)漁

海の異変、食卓に並ぶ、魚に感謝の心を。
海なし県の生まれです。海には憧れますが、海の知識が乏しい。
取り分け海の幸のことはほとんど知らない。ですから、海魚には興味があります。
愛読紙、石巻日日新聞(いしまきではありません。いしのまきひびしんぶんです)
なぜ「の」が入るのでしょうなんて思っている政治家が考え込んでいるでしょうねぇ
地名とか人名の読み方は難解なものがありますが、それ以外の読み方は間違いです。
ですから、間違えたとしても許されるのですが、この人は憎まれっ子なんですね。
(それが許されなくって、大臣更迭、今は布団を被って寝ているとか。可愛そうですね)
4月8日付朝刊で1日解禁となった「春を告げる魚」といわれる……「小女子」
(コウナゴと読みます)が1週間経っても水揚げなしの異変で、石巻魚市場は沈痛。
そんな記事が掲載されました。でも、翌日の朝刊には出漁した4隻の内、
南三陸町の漁船1隻が漁獲。100キロが市に立ったと報じられました。
コウナゴはメロウドの稚魚。生食のほか、釜揚げやちりめんじゃこ、煮干し、
佃煮として、食卓に並ぶ。産地は全国の近海ならどこでも獲れる。
12月から1月に海底の砂に産卵、3月下旬、3センチから4センチに成長漁獲される。
水温の高い夏場は砂に潜って夏眠するそうです。(生き物って面白いですね)
漁法は船曳網で、桜咲く頃に漁が始まる。だからコウナゴ漁は
「早春の風物詩」といわれるそうな。
石巻魚市場でも解禁から1週間魚影が確認できず……原因が問われるが、
仙台湾よりも南の漁場でも伊勢湾で4年連続禁漁になるなど資源量不足が顕著。
海のことはさっぱりだが、石巻魚市場でのコウナゴの取り扱い数量は震災前の
22年で2300トン。29年こそ2460トンと好調だったが、28年960トン、
30年に720トンと極端な不漁にみまわれ実に不安定な漁獲になっている。
石巻日日新聞が時に触れ伝える、イカなどの漁獲量情報で、
度重なる魚介類の不漁に、地球温暖化とは申さないが、海の異変が伺われる。
だからどうだと言われても答えに窮するが……水産資源の大切さを感じる。
ちりめんじゃこの「小女子」を頂くにも一匹、一匹、漁師の思いを、
海に生きる人たちの思いに心を馳せねばと思う今日この頃だ。Goto

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