令和狂騒曲

中日新聞の5/1付、夕刊広告「はじまりのこえ」紙面に覚悟をみた。
令和元年がスタート、日本中、取分け都会での若者たちの狂騒ぶりを
テレビが面白ろ可笑しく報道、いやが上にも平成から令和に移行したことが、
国民の関心事の中心に位置した一日でした。。
正直に申しまして、新天皇の即位って、そんなにも国民的行事ですかねぇ。
平成への御代代わりは昭和天皇の崩御で、沈痛な面持ちでした。
今回の御代代わりには、隠居された上皇を惜む声は聞けど……田舎では意外と冷めています。
令和を騒ぐ若者たちは新天皇のことも、新皇后のこともあまり知らない。
それはそれで良いと思うのだが、テレビ局各社は「令和」誕生特別番組での
取材合戦になったようです。私の率直な感想ですが、「歯の浮くような
解説者の世辞」にですが、如何にも如何にもです。
それに引き換え、新聞社は違いますねぇ。
各紙が一斉に「号外」を発行、冷静な判断の元、新天皇のお言葉を掲載しました。
お言葉の全文を丁寧に読んでみました。(新聞の良さのひとつです)
お言葉には「象徴天皇」として如何にあるべきかを自ら問うことこそ
天皇の勤めであるとして「国民を思い寄り添いながら」と述べたくだり、
そして「世界平和」を希望されたこと、上皇の意志を受け継ぐ姿勢が滲んでいました。
天皇は日本国にとって如何なる存在なのか。
新聞には真摯に追い求めて欲しいものです。
昨日の中日新聞の夕刊。広告ジャックされました。
「はじまりの「こえ」新しい時代に、これから何をはじめようか」の
タイトルで、8社のスポンサーが「新しい時代のはじまりは、
これから考える良い機会ではないでしょうか」と同じデザインの企画に同調、
画期的広告紙面になっています。広告局の覚悟に敬意を表します。
新しい時代がスタートしたのです。
過去にとらわれない。形に拘らない。自由奔放な時代になって欲しい。
中日新聞が「古い上着」を脱ぎ捨てて、新たな「新聞広告」の有り様を
示したことにびっくりですが、一過性に終わらずチャレンジして欲しい。
令和狂騒曲で、もっとも面白い企画は、岐阜県郡上市が開催した「郡上踊り」では
ないでしょうか。1万5千人の人たちが郡上八幡に集結、
「かわさき」を徹夜で踊り令和を祝った、その発想に驚いています。Goto
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5/1 中日新聞 夕刊

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