人柄が成長のベース

日ハムと広島、人材育成に愛があるのではないか。
人を育てるのはなかなか難しい。
ましてや優秀で逸材だと言われるような人材なら尚更です。
本人のやる気はもとより周りも応援し「運」も味方しないと上手く育たない。
昨年、夏の甲子園を沸かせた、秋田、金足農高のエース、
ドラフト1位で日本ハムに入団した吉田輝星投手が高卒ルーキーでは
4年ぶり、初先発で初勝利した。
人材育成には長けているとプロ野球界では定評のある球団日本ハムファイターズ。
さすが、大谷翔平投手を育てた実績は間違いない。
野球のことはよくわからないが、吉田投手を春季キャンプから「直球主体の指導」
「変化球を多投して技巧に走らせない」との方針を貫いた結果だそうな。
勝利した試合を見ていたわけではないが。相手はセリーグ王者の広島、
この広島も日ハムに劣らぬ選手育成の上手いチーム。「潤沢な資金があるわけではない、
せっかく、取った優秀な人材を心血を注いで育てなければ、もったいない」
根底に経営の根幹と人間愛があるのでしょうね。
それは多分に親会社の企業姿勢とも影響しているのではないか。
深みのあるマツダの紅い色の自動車。精錬されたデザイン、自動車業界でも
異彩を放つ。日本ハムもそうです。丁寧に熟成させた生ハムは私好み
商品に向かう従業員の姿勢が伺われます。
輝星投手、人柄も良いのでしょう。「ここまでこれたのは両親のおかげ」と
ウィングボールは両親にプレゼントとすると。それに、ここで一軍に上げた
栗山監督「真っ直ぐの投げっぷりが良い」と見抜いた選球眼もまた、立派。
監督の姿勢がチーム全体に伝わったのでしょう。広島のしぶとい打線を
ゼロで封じ込めた救援投手たちもまた立派。チーム一丸となって輝星投手に
勝利をとの心意気もまた、素晴らしい。チームプレーの本領発揮ですね。
我らがドラゴンズ。鳴り物入りで入団の根尾昂選手。吉田投手の初勝利を
どう思っているのか。大器です。野球人生は長い慌てないでと願うのだが、
ドラゴンズの若い選手の育成方針に間違いはないだろうか、ふと気に掛かる。
でも、根尾選手も人柄が良さそう。早晩一軍で活躍するでしょう。
吉田VS根尾の対決を楽しみに待つしかないのだが
我が身を振り返り、人を育てるのはなかなか難しいものだと、
日ハム、広島球団を羨ましく思う。
それにしてもだが、今年のドラゴンズ、優勝以外の文字に
満足してはいないか。Goto

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