約束は守る

コンビニでの完全予約制は日本の文化になるのでは……
これも日本の文化になるのではないでしょうか。
文化とは特別なモノではありません。「生活様式」のことです。
良い文化は長く続きますが、悪い文化は淘汰され駆逐されます。
飲食店で問題になっていることで、予約をしながらキャンセルもせず、
行かないことです。店としては材料を仕入れ、下ごしらえをして待っているのに、
来訪されないでは、泣き寝入り、何重ものロスです。
事前に物事を依頼すれば、そうです。予約すれば確実に実施する。
約束は守る。ごく当たり前のことですが。自損がなければ平気で破る人がいます。
これは悪い文化です。駆逐されて当然ですが、なかなかなくなりません。
コンビニの話です。季節の話題に合わせ、様々な取り組みをして、来訪者を増やしています。
その最たるモノが「恵方巻き」です。節分に巻き寿司を食べましょうと煽ります。
何を根拠で「そんなバカ騒ぎ」をするのか理解できませんが、ブームを起こしました。
しかし、消費者は賢いです。売らんがための「恵方巻き文化」を良しとせず、
大量の商品が売れ残り「破棄」、食品ロスは多く人たちの心を痛めました。
恵方巻きを食べる文化が悪い文化なら、自然に淘汰されるでしょう。
そこで考え出されたわけではないでしょうが。
コンビニのファミリーマートは今年から土用の丑の日に合わせて「うなぎの蒲焼き」を
初めて完全予約制で販売したそうです。その結果、売り上げは2割減でしたが、
加盟店では廃棄必要な費用が削減でき、利益が7割程度増えたとのこと。
予約をしておいて、取りに来ない不届きな客がいたために、
廃棄ロスはゼロにはならなかったが、「完全予約制」に新しい文化を見出したようです。
「クリスマスケーキや恵方巻きなどの季節商品でも完全予約制を導入する」とのこと。
コンビニで予約する。この制度ってこれから、我々の日常生活の中心に
くるのではないでしょうか。文化として定着すると思います。
そうなれば、もう一つ、予約は確実に実施する。約束は守る文化も定着して欲しいものです。
えっ。「そんなものは当たり前のことで、日本人なら誰もがわかっている。
今更、何をとぼけたことを」?そうでしょうか。
そうであれば嬉しいのですが、昨今「約束が守れない」社会になっていると
思わずにはいられないことが多い気がします。Goto

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