上機嫌の心得について、考察してみました。
私のモットーは「上機嫌」です。
何処の集まりでも、話す機会があれば、まず「上機嫌ですか」と
声掛けして話し始めます。
ゴルフの時だけは、ミスショットに顔をしかめることが多く、同伴者から
「オマエの上機嫌もまだまだだな」なんてからかわれる程度の「上機嫌」ですが。
それでも上機嫌を心掛けています。
上機嫌って。多くの人が勘違いしているのは「自分の気分が良い」ことが
上機嫌だと思っているようです。もちろん、それが上機嫌の源ですが。
実は「上機嫌」って、周りの人が決めるのであって、本人の気分とは関係ないのです。
良いことがあっても、ムッツリとして、苦虫を嚙み潰したような顔をしていれば、
人はその人を見て、不機嫌そうだと思います。反対に悩みを抱え心が沈んでいても
ニコニコしていると、周りの人はあの人、上機嫌そうって思います。
そうなんです。上機嫌であるかどうかは人が決めるのです。
機嫌とは「忌み嫌う」という意味で「嫌な奴」のことです。
人間関係を保つには「機嫌されない人物」ならねばなりません。
機嫌される人と、機嫌されない人には明確な基準があります。
機嫌される人は「自己中心的」です。自分さえ良ければとの思いで行動すると、
嫌われます。反対に「お先にどうぞ」精神の人は、機嫌されない人です。
それと、上機嫌であるかどうかは、形です。明るく笑顔で過ごしている人は、
周りから見れば「上機嫌」に思えます。それだけでも社会生活を営む上では、
大切なことです。人が見て不快な格好、ファッションが個性だと思っている人がいますが、
個性は内面の問題です。人とは違った主義や主張、自分の考えを持っている人が、
個性のある人であって、見た目が違うのを個性とは申しません。
それは単なる「意気(粋)がり」です。粋がっても、中身がなければ虚しいものです。
で、です。周りからの見た目は別として、自分が「機嫌良く」なるにはどうしたら良いのか。
簡単です。いや、とても難しいですが、やってみると実に簡単です。
「受け入れることです」「まずは認める」のです。
弁証法的に言えば「正」「反」「合」の「正」です。私的には「全て善し」です。
どんな物事でも解決する方法は、これもひとつです。「時間」です。
時が経てばどんなことでも、解決します。しないと思う人がいても、
その人が死ねば解決です。この世のことは「全て時間」が解決します。
であれば、どんなことも受け入れることができます。
受け入れてから、自分の考えに照らして行動すれば良いのです。
それには、何事にも「否定」はいけません。何も見えなくなって
「機嫌される人」になってしまいます。
簡単でしょ。
私がモットーとしている「上機嫌」はそこまでです。
実は「本物の上機嫌」は、ゴルフのミスショットを解決するために
血が滲むような、努力、鍛錬を積むことによって磨かれる人間力ではないかと思っています。
私はまだまだです。Goto
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