ゴミを拾うことは問題解決能力を磨くこと。
「オマエの趣味はなんだ」と聞かれれば何もございません。
敢えて申せば仕事でしょうか、なんてキザに答えるつもりはありません。
なぜなら、経営者なんて奴は寝ても覚めても、どこかしらで仕事を考えているものです。
ですから、趣味が仕事ではなく、仕事は人生そのものです。
三度の飯よりも、仕事です。遊びと申しますか、余暇に心を許してしまうなんて、
考えられません。趣味で仕事を忘れることができる経営者は幸せだと思います。
でも、現実にはそんな人はいませんよ。心まで休んでしまったら経営者としては失格。
あり得ない話ではないでしょうか。
厳しいようですが、それでもこの社会で企業が生き残るのは難しい時代です。
でもです。そうは言っても何か趣味はあるだろうと重ねられれば。
うぅーんと唸らねばなりませんが。「早朝ウォーキングでのゴミ拾い」でしょうか。
私のウォーキング七つ道具。その一つに「ゴミ袋」があります。
10年も続けていますと、癖ですね。
「ゴミ袋」を持たずにウォーキングを始めると不安になります。
同時に道路に拾うべきゴミがないと、ついつい別の道へとコースを変えたりします。
不思議なものです。
ウォーキングをされる方はお分かりだと思うのですが。ウォーキング中って、
色んなことが考えられます。解決できない難しい問題から、面白いひらめきまで。
そんな最中にゴミを拾うって、問題解決能力を養うことに繋がるのではないかと思っています。
そこにタバコの吸い殻が落ちている。そこにコンビニの領収書が捨てられている。
気が付いて素通りするのは簡単ですが、気になります。
気になって拾わないと、何故拾わなかったのだろうと後悔します。結構気を病むものです。
でも、拾い上げて「ゴミ袋」に入れると「問題が解決した」とスッキリします。
世の中には色んな人がいるものだと感心するのが、
「ゴミ拾いをスポーツ」にしようと会社まで辞めて打ち込んでいる人がいます。
そんなものスポーツになるはずがないと、懐疑的ですが。
ご本人は至ってまじめ。決められたエリアをチームで歩き回り、
60分間で拾ったゴミの量を競う。名称を「スポGOMI大会」といい、
開催されて11年になるという。会場はお台場や江ノ島など各地で883回開かれ
約8万9千人が参加、集まったゴミの量は71万トンにのぼるとか。
サッカーの国際大会で日本代表のサポーターが試合終了後に、青いビニール袋を持って
スタジアムのゴミを拾う風景は世界から絶賛されています。
綺麗な空間を作ることは「文化」のバロメーターです。
「ゴミを拾う」なんて、その気になれば何でもないことですが。
スポーツにまで高めるとなると、それは趣味ではなくて国づくりです。
我が社でも三重県松阪市で発行する「ふぁみんぐくらぶ編集室」の仲間が
11月3日、松阪氏郷祭り会場で開催された「スポGOMI大会in松阪」に
参加してくれました。感謝です。
「ハッピーメディア・地域みっちゃく生活情報誌」の各編集室は
各地で「ゴミを拾う」ボランティアをしています。
「地域を元気にする」情報誌の目的を深化させるために。Goto
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