若者・よそ者・バカ者

「3ヶ月規定」地方議員だけでなく首長にも公選法の規定を。
地方創生こそが地方の首長や議員、自治体職員が果たすべき大きな仕事です。
地方に活気がないのは彼らの仕事が不十分だからです。
同時に、民主主義は選挙です。首長や議員を選んだ住民の責任だと思いませんか。
仕事がら、日本中に行く機会がありますが、
どこに行っても「おらが街に元気がない」との嘆き節が聞かれます。
それって、そこに住む大人の責任でしょ。正直うんざりです。
その街に元気がなければ元気にする。元気を創出する。そのためにあらゆる手段を講じる。
その努力をしないで、他人事のように「政治が悪い、世の中に問題がある」などと
批判していても何の解決にもなりません。
朝日新聞に「360°」という政治を巡る事象や動きを様々な角度から切り取る
面白い企画があります。私は好きです。
その特集記事で、公選法では3ヶ月以上住んでいないと地方議員に立候補する
資格がないとの規定がある。昨今、議員のなり手不足が深刻化する中で
「首長にはない」のだが地方議員だけに、なぜ、そんな規定があるのか。
意味があるかと問い掛けています。
今年だけでも全国で「居住実態なし」で7人の得票が無効になっていますと。
あなたはどう思われますか。
「3ヶ月以上」の公選法の主旨は「地方議員は地縁や自治体の事情に詳しいことが
求められるため」です。私はその土地を知らずして議員になるのは不遜だと思います。
もちろん、公選法の規定も知らずに立候補するのは、政治を舐めています。
単なる愚か者としか言いようがありません。
それと、首長にも「3ヶ月規定」を設けるべきだと思います。
昨今、中央官僚の天下り的首長が増えました。当選してから、その地方の
実態を知る場合が多いようです。それも地方と申しますか、住民を舐めた話です。
こんな地域住民をあざ笑う「説」があります。
地方を元気にできる人は三種類しかいない「若者・よそ者・馬鹿者」だと。
若者の無鉄砲。馬鹿者の一途な熱さは大切ですが。よそ者に委ねねばならないのは、
それこそ、住民の恥です。よそ者などに頼らず若者に、馬鹿者に思い切って任せる
度量が問われているのではと思います。
「地方自治を重視する規定が憲法にあり、住民と接することが
大きな仕事の地方議員が規定を守ることは自然」です。
「3ヶ月規定」を堅持すべきです。なり手不足なら定員数を減らし、
報酬を上げて、議員で生活できるようにすれば良いと思います。
事の本質は、地方を元気にすることです。
その根本は、住民の意識改革ではないでしょうか。
理屈っぽいですが、朝日の「360°」特集を読んで思いました。Goto

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