新聞命

リーダーをめざす若者に新聞を読んで「情報の備蓄」をと訴えたい。
自分に力がないのですから、怒っても仕方がないのですが、
でも、腹が立ちます。えっ、何に腹を立てているのかって。
それは「何でいっぱしの仕事をしている若者」が新聞を読まないのか。
購読しないのか。ということに無性に腹が立つのです。
私は思うのです。もともと新聞を読んだことのない若者が新聞に興味がないのは、
そりゃ、いつの世もいます。そんな人が「新聞を読まないのを怒っている」のではありません。
私の持論ですが、社会に影響力のある人で、新聞を読んでいない人は聞いたことがありません。
ですから、いっぱしの仕事、即ち社会でリーダーとなるべき仕事をしている若者が
新聞を読まないことに憤りを感じているのです。
私の嫌いな「新聞科学研究所」なる日本新聞協会がスポンサーの団体。
またまた、変な研究データを「広告が掲載されない空きスペース」を活用して、
発表しました。この広告が掲載されるといつも思うのです。
新聞を購読している人に、新聞紙面を使って、新聞の効果や価値を訴えることに
何の意味があるのか。新聞を読まない人に「読むとこんなことがわかる」とか
「こんな人間になれる」という新聞啓蒙活動をするならわかるのですが、
新聞を購読している人にデータを示して新聞の価値を訴えても。
無意味なことをやっていると思わざるを得ません。
明日も読む理由がある「新聞科学研究所」、今回の発表内容。
新聞で防災を意識。新聞を読んでいる人と購読していない人との「防災に関する」
意識は20ポイント以上の差があると。
豪雨など天候異変や全国各地で頻繁に発生する地震。
地球に異変がと煽るつもりはありませんが、常に「いつか自分にも」という意識は必要です。
しかし、わかっていても意識の継続ってなかなか難しいものです。
同時に「わかっていることは防ぎ用がありますが、知らないことは防ぎようがない」。
その意味では、新聞が折に触れ時に触れて「災害への備えや知識を伝える」のは
新聞の価値です。「備えあれば憂いなし」で食糧や生活表品を蓄えるのも大切ですが、
情報は命です。「情報の備蓄も怠らず」です。
あれ。新聞購読者と非購読者で「防災意識の差」が21ポイントも違うという
「新聞科学研究所」のデータに、いつの間にか納得している私です。
「若者よ。時代を担うリーダー達よ。新聞を読もう」新聞命より。Goto

コメント