年神さま

ボチボチ、新しい年の準備に取り掛かるかな。
年賀状を書かれましたか。12月も20日を過ぎると、
何となくですが、出さねばとソワソワしますね。えっ「そんな気分じゃない」ですって。
それって、新しい年を迎える気持ちになっていないってこと。それとも
年賀状なんてメールやSNSで済ませばよいと思っているからですか。
年賀状を出す人も減ったようですが、私は手紙派ですから、
やっぱり今年も年賀状は出します。まだ準備もしていませんが。
そもそもですがこの地方では、お世話になった方に「年始回り」と称して
正月の2日に「挨拶」に自宅を訪ねたものです。それが年賀状に変わったんですね。
私も減ったとは申せ、500通ほどの年賀状を戴きます。
元旦に届いた年賀状を炬燵に入って送り主を思い浮かべながら
捲るのは実に楽しいものです。正月の風物詩です。
正月を迎える準備、何か特別なことをしていますか。
一年のチリやゴミを整理する大掃除は年末の休みになってからやりますが。
そもそもですが、大掃除の意味は「年神さま」をお迎えする準備です。
年神さまは正月にその家の安寧を願って訪れる神様です。
門松や松飾りは年神さまが間違えないでお出でになるようにとの目印です。
しめ縄は穢れのない清浄な場所です、どうぞお越しくださいとの証です。
鏡餅は年神さまへのお供えです。何気ない正月の準備は一つ一つが神事なのです。
時代が変わり、その年神さまって、いつ帰るのか。などと
不届き者は思うかも知れませんが。松が取れたらお帰りになります。
それまではご一緒に正月を過して下さるのです。
慌てることはないのですが。
大掃除することは一年を総括することでもあります。
今年一年どんなことがあったのか。正月までの残りの日々で今年の始末をしてしまう。
来年に持ち越すものと分ける。それも大掃除の内です。
そして年神さまを気持ちよくお迎えする、そんな準備もありかなと思う年の瀬です。Goto

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