私の知る限りでは、社会に貢献している人で早起きしていない人はいません。
中国政府が発表した統計です。ですからあまり当てにならないのですが。
16年の「不眠症患者」は人口比で15%、2億人に達しているそうです。
古い統計ですし、具体的な内訳や調査方法も定かでないデータですが。
夜間にインターネット通販や出前サイトを利用する若者の数は著しく拡大、
彼らを称して「夜光族」といい、中国経済を支えるに至っているそうです。
中国政府も24時間営業の店を積極的に増やすなどして
「夜間経済」(ナイトタイムエコノミー)の活性化を打ち出している。
それが原因で「不眠症患者」が爆発的に増加しているそうです。
経済が大事なのか、健康が大切なのか。中国政府の考え方がよく理解できませんが。
日本でも都市部は不夜城です。若者が深夜まで街をうろつく様は絶えませんが、
同時に一晩中ゲームに昂じたり、インターネットに没頭して昼夜が逆転する人が増えています。
夜更かしは若者の特権かも知れませんが、凡人ならば、夜更かしすれば朝起きができません。
でも「仕事には出掛けねばならず」必然的に「不眠症」になります。
あくまでも中国のデータですが。「不眠症に悩む原因を問う」と
70%が「仕事上のストレス」、「生活上のストレス」と「環境要素」がそれぞれ47%。
「個人的な習慣」が40%で「身体の原因」が34%と続いているそうです。
どの原因もよく考えてみれば「身体の原因」以外の「仕事上のストレス」ってことです。
働くことは真剣勝負です。そこへ睡眠不足で、ボーとしたまま出勤すれば、
そりゃ仕事のストレスも溜まりますよ。「生活上のストレス」にしても
「個人的な習慣」にしても遠因は「夜光族」にあります。
私の知る限りでは、年寄りが早く目を醒ますのは「早く寝る」からに他なりません。
「不眠症」の悩みは大概が「早寝」で解決します。バカを言うな。寝れないから
「不眠症なのに、早寝できるか」そんなお怒りも聞こえますが。
社会の役に立っている人で、早起きをしていない人を私は知りません。
朝寝坊な人は大概が仕事が間に合いませんし、夜更かしの習性を持っています。
人間は習慣の動物です。一度身に付けた「夜光族」はなかなか治らないですが、
そこを朝型に変えることができるかどうかが、人生の分かれ道じゃないでしょうか。Goto
コメント