デマ

高アルコールの缶酎ハイが売れている。
これだけ、日本中で四六時中「コロナ」「コロナ」となれば、
良からぬ話があちらこちらで出回ります。それを流言飛語というのですが、
今時はネット上での「デマ」ってことになるのでしょうか。
日本人というのは、民族性でしょう、このような異常事態には国民がこぞって
共に助け合い難局に立ち向かうものです。例え流言飛語があったとしても、
それは限定的で、国民の隅々にまで、広がるってことはありませんでした。
それがどうですか。無茶苦茶な「デマ」が横行、瞬時に全国に広がります。
もちろん、その原因はSNSです。「お湯を飲めばウイルスが死滅する」とか
「花崗岩の紫外線に強い殺菌力があるとか」「オリーブ葉エキスが有効」とか
「漢方が効果的でタンポポのエキスが良い」とか、
酷いのは「納豆の天然藁がウイルスを負かす」とかいった
化学的根拠が全くない話があふれます。
通常ならばこんな「デマ」に振り回されることはないのでしょうが、
事態は、それこそ藁をも掴みたい情勢です。これだけSNSが日常化されますと、
その情報で疑心暗鬼になるのも、わからないわけではありませんが、
もう少し「冷静」になりませんか。
私は思うのです。政府は毎日数回、定期的に「コロナ」関連に限った
確かな情報を流すことです。デマも極力名指しで否定するのです。
マスメディアもそれは信頼して丁寧に「国民に知らしめるべき」です。
「ご存知でしたか」
最近ですが、アルコール度数の高い缶酎ハイ(高アル商品)が売れているそうです。
飲用量を抑えて手軽に酔いたいといった中高年世代の節約志向を捉え
販売量がこの10年で約5倍に増加。その倍率がここにきて更に上がっているそうです。
アルコールの度数が高いといっても7度から9度です。日本酒やワインに比べ低いのですが
ビールの5%に比べての話です。要は割安感とビール離れってことでしょうか。
でもここに来ての急増の理由に「時短」と「アル消毒」があるというから
笑っちゃいます。
「時短」は「働き方改革」の目玉ですが。高アルは「消費増税で家庭内の
飲酒も増える中、早めに酔いを深めて切り上げる」時短だとか。
「アル消毒」はコロナウイルスはアルコール消毒で殺菌することができる、
だから、高アルを呑んで体内への侵入を防ぐため、だとか。
缶酎ハイのアルコール度数までコロナに関連付けるなんて。
酔っ払いはコロナに感染しないなんてことに。
これも「デマ」ですね。Goto

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