野党合流に「あっそう」ですか。

政治は国民の「命と暮らしを守るため」にあると思うのですが。
野党・国民と立憲の合流が決定しました。
9月中旬までには新党が結成され、150人規模の野党が誕生するそうです。
安倍政権の長期化での綻びもあり、本来ならば政権交代とまではいかなくても、
新党への期待感が膨らみ、国民の間に高揚感が起きるのでしょうが・・・
誰に聞いても、「あっそうですか」とシラケたままです。
野党シンパの朝日や毎日新聞も「元のさや」を超える姿を。
「民主復活」では意味がないと些か辛口の社説です。
この合流劇で不思議に思うことがあります。国民の玉木代表が参加しないってことです。
だって、合流新党結成の片方の党首が不参加っておかしくはありませんか?
誰か、そうです。またぞろ小沢一郎議員が強引に・・・そんな臭いがプンプンです。
でなければ、野党系無所属の旧民主党の政権を担った大物たちが、糸を引いたかです。
それで、玉木代表がねじ伏せられたってことでしょうか。
それに、両党は憲法改正やエネルギーなど国の根幹部分の政策が噛み合っていないのです。
それでも合流するって決めたのは、選挙目当としか言いようがありません。
そりゃ、政治家は当選してこそ政治家ですから、心理は分かりますが。
であれば、「元のさや」でいいじゃないですか。「民主復活」でいいじゃないですか。
総選挙も潜ったのです。禊は済みました。そうしないのはなぜでしょうか。
冷静に考えれば、安倍長期政権にはいくつも綻びが出てきました。
列挙するまでもなく、コロナ対策での司令塔に首相が成り得ていないことが、
国民にとっての最大の不信であり不安です。命に関わる問題です。
コロナとの戦争状態です。景気の悪化は目を覆うばかりです。国難です。
国民は政権交代を望むのが政党政治の帰結なハズですが、そうはなりません。
そうならないのは、野党がいつまで立っても「子供」だからではないでしょうか。
私が望むのは、政権の座にあった民主党の面々全員が合流する。
目的は政策の違いを乗り越えてでも国難に対処すべきだから。
そして、安倍政権に挙国一致内閣を申し入れる。そうすれば、
合流する意味があります。国民も民主党を受け入れるでしょう。
その提案に自民党がノーといえば、国民は自民党をどう思うでしょうか。
小沢氏が暗躍し、旧民主党の大物たちが先祖返りを望み、選挙目当だけの
野党合流新党では、国民は・・「あっそう」で終わりではないでしょうか。
それにしても、「政治は一瞬先は闇」と申しますが。
安倍首相の健康問題に端を発し・・随分キナ臭くなってきました。
GDPが年率換算で27.8%も下落、戦後最悪となりました。
このままだと、コロナ禍以上に人が死にます。
感染を予防し、経済を動かす、そして国際社会と協調するという
難しい舵取りが政治に問われています。政治は「国民の命と暮らしを守るため」にあります。
国難に立ち向かわずして、与党も野党もあるものか。
それが国民の本音だと知ってもらいたいものです。Goto

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