ワクチンの安全性を語って不安を煽るのは、如何なものでしょうか。
コロナ感染拡大が止まりません。しかし、意外に緊張感がない。
なぜでしょうか。簡単です。高齢者が注意を徹底し始めたからです。
若者が、高齢者への感染に気を使い始めたからです。
この国はまだまだ捨てたものではありません。
一つ気になるのは、テレビの報道番組に出てくる感染症の専門家と称する人たちです。
まるで、感染拡大が防げないことを悲劇のようにいいます。
彼らに「ワクチン」のことを問うと、誰も満足に答えることができません。
敢えてと、聞かれると異口同音に副作用のリスクが・・開発着手から拙速だと
「安全性」を疑問視するだけです。そりゃ絶対安全なんていえば、誰も反論できませんから。
ファイザー製薬がワクチンの製造販売承認を厚労省に申請しました。
厚労相は「最優先でしっかり審査したい」と述べ、20年度内の接種開始を目指しています。
菅首相は「21年前半までに全ての国民に提供できる量確保する」と表明しています。
メディアが如何に感染拡大を悲劇的に報じようとも、
片方では、感染予防の最大の対策であるワクチンが確実に手元に届きつつあるのです。
それまでは、国民は、特に高齢者は我慢すれば良いのです。
もちろんワクチンが絶対だとは誰も思ってはいませんが。
でも、今の人類の叡智では、ワクチンが最も効果的な予防手段なのですから、
期待するのは当然です。ワクチンがそこにあるから、
年末年始の自粛も休業も我慢できるのです。人間とはそういうモノではないでしょうか。
それでも安全性を問いながら不安材料にするメディアっていったいなんなのでしょうか。
ワクチンについての国際事情です。
ベトナムでは国防省傘下の軍医学院と民間製薬会社が共同で治験を開始・
徹底的な隔離政策でコロナを抑えてきたが、本格的な経済回復にはワクチンが欠かせないと
外国からの輸入だけには頼れないと来年末までの国産化をめざしています。
更にこのプロジェクトはバングラデシュ・インド・インドネシアとの協力も予定され、
成功すれば輸出も視野に入れているそうです。タイは英製薬会社と11月に購入計画を結び、
大学などで国産ワクチンの開発に着手、年明けに治験は始まります。シンガポールでも
地元の大学が米企業とでワクチン開発を開始・順調なら来年1〜3月の初出荷が見込まれるとか。
ファイザーのワクチンが12月に到着、来年9月までには全国民に無料接種を終える予定だとか。
欧米はもちろんのこと、東南アジア諸国はワクチンの確保に躍起です。
日本政府はもちろん、ファイザーもモデルナ製薬分も確保しているのですが、
国内での開発が遅れています。理由は二つです。一つは国が国家的プロジェクトとして
本気でやっていないからです。要は開発費を惜しむなです。
もう一つは世論です。第1波のころは、ワクチン・ワクチンとメディアが叫んでいたのに、
ここに来て、感染症専門家の安全性不安説に煽られ、今では「危険物」扱いです。
こんなことでは、またまた、他国に置いていかれます。五輪もできなくなります。
国民は理解しています。重症化するのは高齢者です。高齢者が今以上の感染対策をする。
高齢者は動かない。ワクチンが届くまで、ジッと我慢をすることです。
若者たちにはドンドンと経済活動をしてもらえば良いと・・・Goto
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